①【シール切り作業】
山スキーヤー必須の作業である。
付属のカッターもあるが、シールを切る際は、一般的なカッターを使って切る方が良い。付属のカッターで切ると0.３mm程度のズレが生じる。
エッジのギリギリを切る時は、普通のカッターを使用し、指を添えて切る方が確実である。
②【スキー金具の取付け】
予め製作した治具のお陰で、今回も完璧な取付けが出来た。
初めてのコールテックス・・・
ねじれの無いようにセット。
はみ出した部分をカットして体裁を整える・・・
体裁を整えて後、ここからがやや経験がものをいう・・・
エッジの幅の分をカットするために、エッジの幅だけずらす。
はみ出させた分をカット。
反対側は、エッジの幅の２倍分をずらしてカット。
これで左右のエッジが、シールから出ることになる。
カットした部分を、熱したハンダごてでケバケバを馴らす・・・
どうせ、使えばめちゃくちゃになるのだが・・・
両エッジがシールから出た状態になる。
これをしない手もあるが、アイスバーンでの扱いが大変なので、エッジは出すようにしている。
まずは、ビスの飛び出した長さを正しく計測。昨今のスキーは厚みが薄くドリルが突き抜ける可能性が高い。また、ビス穴が浅いと、ビスが中からソールを押して、結果、ソールが盛り上がってしまう。そうならないようビス穴の深さを注意深く決める。
以前、製作した治具を固定。
当然のこと、センターが狂ってると治具も台無し。 （裏は両面テープで固定している。）
治具による穴開け直後の状態。
予想通り、このスキーは間にメタルを挟み込んである構造だった。
治具無しでは、ドリルの刃が偏心して大変だった事だろう。
ビスを入れると周囲が盛り上がるので、予めビス穴の周囲を削っておく。
リーマーにて穴を少し広げる。
PC用のブロアーで削りカスを吹き出す。
一旦、ビスをセットしてみる。
せっかく、ドンピシャに穴開けしても、ビスが斜めに入ると、金具が歪んで付いてしまう。アルペン金具であればそれほど問題にはならないが、山スキー用となると話は別。 予めタップを切った方が・・・ とはいえ、タップも垂直に入れなければ意味が無い。
やっぱ、多少は周囲が盛り上がってしまう。
盛り上がった部分を、やすりで平らに馴らす・・・
周囲の削れたところが盛り上がった部分。
恐ろしいほど、線上にピタリと並ぶビス穴。
ブーツを取付けて調整・・・
ドンピシャである・・・
ど真ん中に合わせるのが山スキー金具の取付けで一番難しいところ。
予め、ブーツクリアランスも見越した状態で治具を作ったので、調整は無し。
新しく仲間に入りました。
ロッカースキーチーム・・・
Schi Heil !!
