「母性原理と父性原理」(2020/02/15)

こういったことを考えてる人も居るのだ・・・と共感。

 

「母性原理・個人・民主主義(はじめに)」
https://note.com/yumotsuyo/n/n98105ce113b3

 

「第14回 母性原理が支配する日本」
http://tanqkozo.blogspot.com/2013/01/14.html

 

「父性原理」は「社会規範」や「コンプライアンス(法令順守)」

「母性原理」は「なぁなぁ」「甘え」

・・・と言える。

 

なるほど、日本社会はこういうことなのだと思った・・・

 

「タテつながり」が社会の細部まで浸透している日本社会では、どんな巨大組織であっても、排他性の強い「5~7名の小グループ」の集合+「上位組織・直属の責任者1名」から成り立っている。(仕事上、普段、顔を合わせるメンバー)

 

この「小グループ」は排他性が強く、内部にはグループに所属した順に応じた(先輩・後輩の関係などの)生涯続く「不動の順位」存在している

(「ヨコつながりの会」を主宰しても、自然に順位が生じるため、結果として「タテつながりの集団」となる)

  

実力や能力は順位を乱す原因となるので、この「不動の順位」を維持するために、「共感・感動・輪」といった「感情」が最優先されることとなる。(エモーショナルな結びつき)

 

「小グループ」は排他性が強いため、「不動の順位」の先に、それぞれ小さな「殿様・女帝」が生じやすい。結果、グループ内に「俺流・私流」が蔓延することになる。(上位組織、上位グループからの意思伝達が滞り、独自のルールが発達する)

 

「俺流・私流」は「なぁなぁ」、つまりは「母性原理」ということである。

「母性原理」が適応されるということは、本来、この「小グループ」というのはメンバーに対して優しい集団のはずだ。

「まぁええやん。上はあぁ言って来るけど、責任は俺が持つから、焦らんとやりや・・・」こんなやりとりがあってこそ、日本流「タテつながり」が生きてくるはずだ。

 

ところが、小さな殿様・女帝が何を「俺流・私流」として選択し、「小グループ」のメンバーに対して「父性原理」として強要させるのか?で、この「小グループ」のメンバーの運命が決まってしまう。

 それが各種のハラスメントにつながって行くのだろう。

 

そこでキーマンとなって来るのが「上位組織・直属の責任者1名」のポジションにある人物である。ここが鋭く目を光らせていれば組織の問題は大きくならないはずだ。

 

ところが、このキーマン自体が「感情優先主義」で任命された場合が多く、目を光らせる能力が必ずしも備わっているわけではない。

 

私の過去の経験や、他の事例などから見ても、ハラスメントやイジメが問題化する場合、このキーマンが能力を欠いている場合が多い気がする。