コロナ騒動「空気」の恐さ(2020/04/22)

明けの昨日からある意味4連休・・・
有給消化法に絡んだ強制消化だが、コロナ自粛で自宅待機となっている業種も多いので、ちょうど良かったかもしれない。

昨日、山岳四団体から、コロナウィルス感染拡大に関連して、登山自粛に関する共同声明文が発表された。

今、標高1500m以上の山には積雪が十分にあり、これだけの休暇があれば山中1泊の山スキー遠征は十分に可能である。
山東面台地などのマニアックルートであれば、自宅からの道中を含め「全く人に会わない、公共物に一切触れない」そんな旅は十分に可能だ。加えて、これから数日は天候も安定しており、気温も低め予報である。
近年稀に見る遠征のチャンスだった。

しかし、断念を決心・・・・
これで2020シーズンの滑走日数「0」が決定した。
1988年12月から趣味としてスキーを続けて32年・・・初めての事態である。

もちろん、今季0日となった理由も一つではなく複合している。
1月に入った途端の職場の混乱が最大の理由だ。

営業日数0日となったスキー場が出る事態となった雪不足・・・
3月の沖縄行・・・

そしてコロナ騒動である。

以前の職場を辞めた理由の一つに、ストレスの無いスキー環境の実現があった。
そんな思考の偏ったスキーヤーにとって、滑れないシーズンなどあってはならない。
それでも断念に至った今回のコロナ騒動の影響の恐ろしさである。

 

以前、ドライブインシアターの話題でも書いたが、多くの人々が感染防止を意識しても、無意識のうちに大声を出し、多くの公共物に触れてしまう。

帰宅時、徒歩で海岸沿いを歩きながら目にする光景は異常だ。・・・その行動を観察すると、感染防止どころか感染拡大である。
普段よりむしろ人出は多く、幼い子供を連れた複数の家族連れが、集団で賑やかに闊歩しているのだ。

 

結果として、外出そのものを制限するしか選択肢はなくなってしまった。
「とにかく、かかっていようが、いまいが、家に居ろ」である。

 

もしこの「空気」の中で、私が山スキー遠征に出かけたら・・・
白山の麓の山間の集落に神戸ナンバーの車が存在することになる。
ただその存在が憎悪の対象なのだ。

山中に車を停めて数日後に下山・・・車上荒らしやパンク(悪戯)など、普段からよくある話である。 

近隣へのドライブでも同様だ。
途中で、事故、故障に遭遇した場合、また違反して止められた場合、どうなるのだろう? 

 

もはや問題は、感染リスク(うつる・うつされる)ではなくなっている。
私は「空気」に負けたと言って良いだろう。