民主主義とは?(2020/06/12)

僕と正反対意見のTweetを見つけた(添付)とても理論的に説明されていたので引用したい。思うに、この方が意見を書かれた背景を詳細に紐解いて行くと、実は僕の考えと同じになるのかもしれない・・そんなフォローを先に書いておく。

先ず「平等」とは何だろう?
これをラグビーの盛んなニュージーランドで例えてみる。

①NZ国民全員にラグビーを行う権利が存在する。人種、性別、身体的ハンデ、家庭環境、学歴、職歴、等による阻害があってはならない。逆にラグビーを拒否する権利も存在している。そしてラグビーを好む・好まないに関わらず、互いの考えは現行の社会的規範に基づいた範囲で許容し合わねばならない。

②NZ国民の憧れであるオールブラックス。そのメンバーに選抜されることはステータスだが、NZ国民全員がオールブラックスのメンバーに選抜されない事実は不平等には当たらない。

オールブラックス選抜の過程で、人種、性別、身体的ハンデ、家庭環境、学歴、職歴、等による選別があってはならない。

オールブラックスに選抜さたことによる、法的・道徳的な特権が生じてはならない。逆にセレブ扱いされることは、現行の社会的規範に基づいた範囲であれば、不平等とは言えない。

①~④まで、一般のNZ国民とオールブラックスのメンバーに階層は存在するが、同様に、階層は存在しない。

 

さて、原始、古代、中世、近世、近代、現代・・と人間社会は科学技術をベースに、食料生産・情報伝達、物流・医療、等の分野を進歩させてきた。

意外なことではあるが、部族単位を除いた、国家単位で考えると、全世界レベルでほぼ同様の進歩が見られた。
これはものの考え方、思想面でも同様と言える。

 

「平等」を考える時、過去はどうであれ、現代においては、例えば「奴隷制度」は撤廃されて当然・・・なのだ。
でなければ、米国の奴隷制度は黒人社会に支持され、黒人解放運動は起らなかった。 また、キリスト教イスラム教、仏教、それぞれ階層社会に生じた格差問題から発生したものであり、フランス革命ロシア革命しかり、と言える。

確かに「人権」「平等」などは新しい考え方なのかもしれないが、今後は世界のスタンダードとなって行くだろう。

f:id:skihakuba2drnobo:20200612064117j:plain