炎のランナー(2020/07/11)

炎のランナー」1981年、英・米

約40年前の古典に近い作品。
今回、初めて観た。

人によっては受取り方が違うだろうが、各界で引用されることの多い映画といえる。

実話だが原作などは無く、プロデューサーらが調査の上で構築したストーリーである。そのため、シーンを切り取って観る場合、創作性が強いと考えるべきだろう。

ここでも最近、僕が引っ掛かかりを感じるクリスチャン的な解釈がテーマにあった。

断りを入れておくが、僕はクリスチャンではなくブッディストである。(もちろん学会徒でも無い)
また、理工系なので、神や霊魂、死後の世界を、どっぷり信じるわけにもいかない。(もちろん、否定もしない)

そして、九州にある先祖の墓参りによく行くので、先祖の霊や死後の世界の存在も強く信じていると思われるだろう。
それも全くの誤解である。
ただ、山中教授ではないが「ファクター?」として、存在する不思議な現象には注目している。

話は外れるが、日本の仏教は本来の仏教ではなく、先祖崇拝のオリジナル教である(個人的には仏教と考えてない)
たぶん、日本ではいろんなことが混在し、カオス化している。

この映画では「神」、人によっては「Something Great」と、ランナーの関係が描かれていた。

・・が、その位置を混乱させてしまう解釈が、世の中には余りに多すぎる気がする。先を見出せた人が観れば、この映画はわかる作品に仕上がっている。

途中まで、まぁ、それなりにいい映画だな・・・程度だったが、最後のシーンは猛烈に感動した。

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