コロナ経過と予測(2020/09/03)

先が見えない・・・とよく言われるコロナ禍だが、こういった予測がほとんど出てこないのはなぜだろう。報道の問題なのか?はたまた日本人の特性なのか?

現時点で、お盆帰省の影響がどのように出るのか?は別問題として、第1波と同様の波の形状を第二波に当てはめると、凡そ10月下旬に第二波が収束する可能性が見えてくる。

第2図は、100年前のスペイン風邪の際に現れた第3波までの推移をグラフ化した資料である。このグラフと今回の新型コロナパンデミックの波が重なっていることがわかる。感染の禍はやや急激に拡大し、緩やかに収束して行く・・・

第1波の際、感染者発表数の推移は、3月の連休や志村けんさんが亡くなったニュース、東京都非常事態宣言、全国非常事態宣言・・・と、人の移動の推移と重なっている。 第1波の場合、約21日でグラフの波に変化が現れていた。具体的には3月21日から始まった3連休の結果が4月11日頃のピーク(情報ソースによりやや違いはあった)となっている。

第2波の場合は、検査体制などがある程度の確立しているので約14日程度でグラフの波に変化が出るようである。7月上旬、東京都の感染拡大が全国に先行する形で進行する中、政府主導のGotoトラベルキャンペーンが開始された。そして7月24日からの3連休・・・この結果、第2波は拡充したが、そのピークが見られたのは8月5日頃となった。

これらを鑑みて、第2波の収束を10月中旬~下旬とみることが可能である。ただし、お盆帰省の影響が出始めるのが9月に入ってからとなるはず・・・なので、影響が現れれば(それはわからない)その分、ずれ込んでいくことになるだろう。