台風予測(2020/09/05)

未曽有のスーパー台風10号が近づいている。

ヨーロッパ、北米、日本、米軍のそれぞれの情報を総合的に判断しながら、台風進路をピンポイントで予測が可能である。


①Windy→スマホ専用アプリ有り

台風進路、雨雲情報だけでなく、高層気象、風速、最大瞬間風速、波浪など、各種の表示モードが存在する最強の天気予報ツールである。


情報は、ECMWF(欧州中期予報センター)とGFS(NOAA・アメリカ海洋大気庁によるGlobal Forecast System)の2モードが表示可能である。

ECMWFはメッシュが細かく、長期予報の精度が高いが、3時間予測なので、予報と予報の間に3時間の「間」が存在してしまい、上陸直前の読みが甘くなる。

一方、GFSはメッシュが荒く、長期予報の精度も悪いが、1時間単位の進路予測なので、台風の上陸直前での進路を読みやすい。

このECMWF、GFS、の情報であるが、長期予報について言えば、両者の予測は大きく割れることがほとんどである。しかし、台風接近3日前ぐらいから、ECMWF、GFS、共にほぼ同じ進路予測となる。
よって長期的にはECMWF、上陸直前はGFSを用いて進路を読む。

また、Windyでは、ECMWF、GFS、Meteoblueのデータを、並列でメテオグラム化表示することも可能。風速、最大瞬間風速のピークはこちらで判断する。

 

気象庁・高解像度降水ナウキャストなど

情報更新は5分間隔。予報は1時間先まで。

台風が近づき、GFSが使える頃になると、台風が日本の気象レーダーの範囲に入って来る。そこで、WindyのGFSによる現状(60分更新)と、高解像度降水ナウキャストによる現状を見比べて差異を確認して行く。

特に、上陸1時間前ともなれば、高解像度降水ナウキャストの画面だけを見ることが多くなってくる。

 

気象庁・衛星画像

情報更新は10分間隔。

赤外線モードであれば夜間の雨雲の状況が確認できる。
雨雲の実際の形状と、WindyのGFS表示、高解像度降水ナウキャストの表示との差異を確認する。

 

④米軍・合同台風警報センター
Joint Typhoon Warning Center (JTWC)

最近、わかりやすい、よくあたる・・・と評判。
進路が、昔ながらの中心線表示でとてもわかりやすい。

 

⑤全国各所のライブカメラ映像。
実際の降雨状況や、どこまで風雨が迫っているか?雨の降り出し・・等を確認することが可能。