民主主義との関連性(2020/09/23)

ひろさちや著「仏教とキリスト教―どう違うか50のQ&A」「仏教の釈迦・キリスト教のイエス」よりヒント。

 

いまのところ、直接、キリスト教の考え方が、民主主義へと繋がるきっかけのようなものや、「父性原理・キリストの教え」「母性原理・菩薩」(2020/07/12)などに繋がるものは見いだせないでいる。

両者に極端な違いは無く、むしろ、目的とするところは同じではないか?という印象である。

ただし、悟りの境地に至るまでの過程が両者では異なるように思う。

 

キリスト教

①まず神を信じる(神と個人の個別契約)

②神に全てを任せる(信じている限り神が良しなにしてくれる)

③良くも悪くも神の意思(全てを受容する) 

③-2、神の意志に従わないことは罪であり罰を受ける

   (社長の指示より神の指示が尊い

④それぞれが個別契約なので、個人主義の原点となりえる

⑤それぞれが神と個別契約であり、他人と同じである必要が無い

⑥神の前で誓いを立てれば、上官の指示に従うことが神の意思となる

⑥-2、かつての皇軍、なぜ日本では逆が無いのか?毛語録?

⑥-3、Dドスの神と上官の指示はどちらが偉い?という問題 

キリスト教的】

①「結局、上手く行った」「人生全てに意味がある」

②「菩薩の救い」

③隣人愛(施しの精神)施しは神の意思

 

 

【仏教】

①出家(俗世間の趣向から決別)

②自己の修練(努力)により悟りの境地へ至る

③悟りの境地に近づいている者、そうでない者とに階層が生じる

④努力した度合いが評価対象になる

④-2総じて上位ポジション者が偉くある

⑤亡くなった人は全て仏となる

⑤-2、先祖を仏として仏壇に祀るのは日本の伝統からして理にかなっている

【仏教的】

①「人生全て勉強」

②「スポーツトレーニング」

③寄付・慈善事業は徳を積む修練の一部(多ければ良い)

④自主的なトイレ掃除、周辺清掃