何かと物議をかもしだしているマンションのサッシ戸車交換工事が、本日、我が家に回ってきた。
全戸、2窓まで管理費でまかなうことになっており、その総額は300万円近くになる。
我が家は、頻繁に開け閉めする2窓だけ交換をお願いした。
やや動きが重かった窓も、戸車の交換後、滑るように動くようになった。
やれ、ありがたや・・・・である。
さて、外された古い戸車を調べてみたが、特段、劣化はしていない。
業者が事前調査に入ったお宅では、戸車がボロボロで、サッシのレールの方も削れてしまってたから、我が家は何の問題も無いはず。
不思議に思い、残りの1窓の作業を見守る。
すると、戸車と関係の無いサッシの部分にシリコンスプレーを吹きかけている。
工事終了後に、戸車未交換の窓を調べると、意外な事実が判明した。
一番奥のスキー部屋の窓は頻繁に開け閉めしないものの、動きはかなり重くなっていた。
そこで、レールが削れてないことを確認後、レールを磨いてサッシとの接触部にシリコンスプレーを吹き付けると、動きは一発解消である・・・・
困ったものだ。
戸車を交換しなくても、清掃で問題が解消するお宅も多数あったことだろう。
これを理事会や総会で報告したら反乱が起きるな、これは・・・
さて、調べると更に判明したことが・・・
サッシには、窓(戸)が、勢い余って閉まらないように、軽い滑り止めのストッパーが付いている。
戸車が摩耗すると、窓(戸)が下がって、このストッパーに強く当たるようになる。新しい戸車に交換すると、窓(戸)が上がるから、当たりが弱くなって、軽く動くようになるという次第。
実は戸車には、窓(戸)の高さ調整用のネジが付いている。
戸車を交換しなくても、この調整ネジで、窓(戸)の高さを調整してやれば良い。
お陰さまで、スキー部屋の窓の動きは更に良くなった次第・・・
窓の周辺を片付ける。ついでに掃除も・・・
窓が無いとめちゃ解放感・・・!
戸車未交換のスキー部屋の窓、レールを磨きます。
窓とレールの接触部にシリコンスプレーを・・・
こんな感じ・・・
反対側にも・・・
こういった接触面は面積が広いので滑り抵抗も増える。
続いてはストッパー・・・
拡大するとこんな感じ。ホコリが溜まりやすいのは窓(戸)と接触しているから。このホコリが滑りを悪くしている原因になる場合もあるだろう。
窓の高さ調整・・・
この接触部分を適度に調整する。
一番高い状態・・・
一番低い状態。