二十四の瞳・DVDと原作(2021/08/27)

小豆島ネタの続きになるのか?

1954年木下恵介監督「二十四の瞳」(デジタルリマスター版)と原作・壺井栄を購入。

これまではYouTubeで、キーワード「Move Twenty-Four Eyes」などで検索すれば、何らかの形で視聴できたが、今回、意を決してDVDと原作を購入した。

この作品は僕にとって、小学校入学時の情景、そして担任だったY先生の思い出と重なる部分はあるものの、
実は戦前戦後の生活を知る上での第一級の資料となっている。

というのも、後の「二十四の瞳」とは違い、1954年版の撮影の行われた当時は、まだ一般家庭に家電やマイカーは普及していない。そこがポイントだ。映像から得られる情報量は、後の作品とは比較にならない。
そんな意味もありデジタルリマスター版ブルーレイを選んだ。

当作品の初見は、たぶん小学校の時、小学校の体育館での映画鑑賞会だったと思う。
そこから長らく忘れていたものの、2011年、NHKの連ドラ「おひさま」における「女学生の自転車通学の是非」を研究する際の補助資料として視聴して以来、お気に入りの作品となった。

そして、連ドラ「おひさま」を機会に、両親に戦前~戦後の生活を聞き取りして以降、インタビューの範囲を少しづつ広げて行き、現在に至っている。

10年にわたる調査で得られた見識を基に改めてこの「二十四の瞳」を観ると、伯母の教員時代、父の代用教員時代、「にあんちゃん」に登場した父の同僚と遠縁の親戚、そして父の同級生や周辺・・・聞き取った多くの逸話に、かなりの重なりを感じる。
この10年の「総まとめ」と感じる程だ。

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