しかし減ったな・・・
それでもまだまだ、1年前の第2~3波の谷より感染者は多い。
1年前は波が盛り返しつつあるところだった。
第2波までは、行政などの対策が2週間ほど遅れて効果が表れる感じだったが、この頃から全く追えなくなってしまったのが印象に残っている。
ワクチン接種は罹患したのと同じである。結果、感染対象が無くなれば感染は自然に沈静化する。そして、再び変異した種が行き着くところまで蔓延する・・・この繰り返しである。
ところが、人間もこの1年間で生活様式を変異させた。
この環境下で蔓延可能な種は、極めて限定されたものになるだろう。そして、その変異も、蔓延があってのことなので、ワクチンが全く効かない種の出現は、この現状では難しい・・となる。
感染はその広がりにより「アウトブレイク」「エピデミック」「パンデミック」と分類されるらしい。
この定義でいくと、人類初のパンデミックは、世界的な移動手段が確立された後の、100年前のスペイン風邪ということになる。中世ヨーロッパのペスト大流行は正しくはエピデミックである。
では流行はどこから始まるのか?実は動物の世界で既に「アウトブレイク」「エピデミック」しているという。
極めて狭い地域で密集生活をする水鳥、洞窟という閉鎖空間内に住むコウモリなどでアウトブレイクが始まり、飛行という移動手段でエピデミックに至る・・・らしい。
そして人間の生活範囲の世界的広がりの影響で、人間への接触機会が増えて・・ってことらしい。彼らの作戦はそういったところだ。