振れているか?(2021/11/12)

【腰痛防止に・・】
このところ眠い。昨日も明けの正午から夕食を挟んで、全て就寝。先週の11/06~07などは20時間睡眠である。

さて、寝るだけで「身体が硬化してしまう・・」と感じるようになったのが、30歳過ぎたぐらいだったろうか?もちろん、年々それはひどくなって行くのである。対策としていろいろなエクササイズがあると思うが、僕がこの10年ほど、必ず起床後に実践しているのが、居合練習刀による素振りである。

方法は至って単純で、全身を脱力して練習刀を左右に振る・・・という単純なものだ。重さも長さも練習刀がちょうど良く、加えて「刀を振る」という動作も身に付けることができた。

振る物は、木刀や竹刀、ゴルフ・クラブ、など、何でも良いが、ある程度の慣性重量があって、左右に振った時に余韻が残る物が効果的。いろいろ試したが、居合練習刀がバランス的にも一番良かった。

今朝のように、ヤバイぐらい身体がガチガチになっている時は、20分ぐらいかけて、肩の付近から少しづつ解して行く。もちろん炊事などの家事はその後である。・・・でなければギックリーが待っている。

【日本刀は軽々と振れるものか?】
昨今、日本刀をライトセーバーのように振り回すシーンが登場するアニメが流行しているが、反った日本刀を振るのは生易しいものでは無く、ましてや振れているか?となると、かなりの修練が必要になる。

正直なところ僕は、物を振る・・・ということに全く不慣れで、理解も出来ていなかった。であるから、2007年に職場の仲間に誘われてゴルフを始めた時の苦労は相当なものだった。不思議なことに、得意のバドミントンのラケットは振れるのに、ゴルフクラブは全くダメだった。

居合練習刀を振れるようになるまで、足掛け2年ほどかかったように思う。
そうしているうちに、バドミントンのラケットや、空手の突き・蹴り・・などの共通点も見えて来たのだった。そしていつしか、日本刀を理解することで映画やドラマなどの見方も変わって行ったのである。

時代劇の殺陣が、写実的に描かれるきっかけとなった映画として山田洋次監督「たそがれ清兵衛」がある。以降、時代劇(映画)をよく観るようになった。BSで放送のあった藤沢周平シリーズは全て観ている。

練習刀が振れて来ると、改めて見えて来るものがある。

今のところ観た映画・・・にはなるが、殺陣の上手い俳優さんの中で、断トツと言えるのが三船敏郎・・である。

「用心棒」の初見が1980年頃だったろうか?今でもお気に入りの作品だ。

白黒時代の三船敏郎出演作もかなり観たが、そんな中でも実際に「切れている」のが、「用心棒」中、夫婦を逃がすために襲撃に遭ったと見せかける様、小屋の中を壊すシーン。

このシーンでは撮影用の竹光ではなく実刀を使っているようだ。

複数の共演者が回顧しているが、三船敏郎という人の身のこなし(身体能力)は、現代なら総格の試合に出場して良いぐらいだった?と思う(・・・そのように見える)

とにかく、このシーンでの破壊力は並外れている。

そして、殺陣指導は香取神道流「杉野嘉男」・・・

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