テレマーク金具位置を大胆に前へ(2022/03/08)

先日のヨルチクサ(2/27・SUN)にて、2019/03/05以来、3年ぶりにテレマークNTN)をやってみた。
時間経過と共にそれなりに滑れるようになったが、一つ強く気になることがあった。それは「かなり強く外向傾を意識しないと真っすぐに滑れない」という点だった。強い外向傾は75mm用具の時も特に意識していたが、形を意識して作らないといけないのは不自然ではないか?そんな風に感じたのだった。(昨季からの「新スキー論」的にもやや不自然といえた)

NTNシステムは2018シーズンより使用(2017/12~)なぜか75mmの時のように行かず、鳴かず飛ばずのままだった。結果としてアルペン滑りの用具として・・・パウダー用のFATとして・・・の使用となっていた。むしろアルペン用具としての滑りが面白く、2018シーズンはわりに使用したのだった(その結果がHEAD・kore購入に繋がる)

そんなNTNシステムに復活の兆候が見えたのが、実は前回使用の2019/03/05・・・この時のきっかけは、どこかのサイトで見た「テレは内足荷重100%でも良い」という記事だった。いずれにせよこれで少し復活したのは事実である。

今回は、昨季からの「新スキー論」の観点もあり、興味津々でテレマークに臨んだものの、ゲレンデコンディションはナイターのカリカアイスバーン・・・エッジの掛りが感じられず、結果、切替が上手く行かない。
無理にずらし回しを行わねばならず、横滑りのまま落ちて行く状態から抜けられないのだった。

そこで急遽、ゲレンデ脇でエッジを研いでみたが、全く効果無し。試しにアルペン滑りをしてみてもターン後半で腰砕けの様にいきなりズレた。これは以前、アルペン滑りで楽しんでいた時よりも悪い。何だろう??

考えられるとすれば2つ・・・
 ①カントが合ってない(今季のエラン初の時と極めて状況が似ていた)
 ②金具の位置が後ろ過ぎる(今季の金具位置移動の結果と2017/2/27のSkawlもどき作製失敗の経験より)
・・・である。

エランの時を思い出せば、①カント合わせに更に調整プレートを入れれば状況は変わったかもしれないが、今回は、Skawlもどき作製失敗の顛末を知る上で、実験的な意味合いも込め、②金具位置を前進させてみることにした。

当初は30mmの前進を考えていたが、既存のビス穴が干渉するため、大胆に50mm前進である。50mmである・・・かつて無いポジションだ。一体、どのような挙動になるのか?
もしかすると、これまで感じていたテレマークの謎が一気に解明されるかもしれない。


久々に特注の治具を使用。一度こっきりの使用かと思っていたが久々である。作業は19時を過ぎていた。近所の方、すいません・・・(響いたかは不明)


相変わらずビシッと決まる!


4mm穴なので通常のバインディング・ビスのために広げておく。ちなみにDynafit・TLTの場合はこのままで良い。


広げた状態。メタル(アルミ?)も入っており、ズレ止めで先に軽くビスをねじ込んでおく。


これは埋め戻しの古い穴。最近得意のシリコンコーキング材を充填。


これでポジションは50mmも前になる。どうなるか???


 

Schi Heil !! 2022