(編集中)先日、中学時代の同級生が亡くなった。中学校当時、彼女との接点は無く、2017年の同窓会初参加からの付き合いだった。
彼女と同じクラスになったことは無かったものの、バレー部所属の彼女は背も高くスレンダー美人。誰もが知る、いわゆる学年のマドンナの一人であった。
簡単に言えば、スクールカースト一軍の代表格である。三軍(底辺)の僕と接点があろうはずも無かった。
余談にはなるが、中学時代の同窓会の活動が盛んである。核メンバーがしっかりとしており、
下のリンクは同級生の店を紹介した記事である。
Yahooニュース(8/12)「地元に愛され15年!母娘が作り続ける日替わりランチの魅力とは?」
たまたま新店舗オープンの際、「入口ドア」の一件を、彼女と話題になったこともあり、感銘を受けながら、僕はこの記事を読んだ。食べログなど、多数のサイトに掲載される名店となったが、出店の経緯や彼女が惚れ込んだドアの件の記述があるのは、ここが唯一。
時は2017年、旧店舗を初めて訪れた際、僕は、小さな食堂ながらも、その佇まいに感銘を受けた。聞くと、デザインから何もかも、全て彼女が考えたオリジナルだという。
そして彼女は僕に「実はここは、もうあと少しの営業で、近々、近隣に移転する予定なのよ。」と告げた。古い住宅を賃貸できたので、所有者の承認を得て、改修して新店舗にするのだという。
この店舗が既にコンプリート状態であるから、実にもったいない話だ…と思うのと同時に、新店舗では、また新たな展開が待っているのだろう…と、僕は彼女の話に聞き入ったのだった。
ストリートビューでその住宅を確認したところ、その特殊性が直ぐにわかった。
西隣に存在する住宅と屋根の向きは違うものの同一意匠。さらに国土地理院航空写真アーカイブスで調べると、それは恐らく昭和40年代後半から存在するもので、屋根、二階ベランダ手すり、重厚な玄関ドアに特徴がみられるものだった。
この印象を彼女に伝えると「そうなの!そうなのよ!!私、このドアがとても気に入って!!!」と、それは全くYahooニュースの記事の通りで、恐らく彼女は取材したライターに僕と同じテンションで語ったのだろう。
西隣の住宅は既にリフォームされた様子で、重厚な玄関ドアが残るのはこの住宅のみ。貴重なものだから、ぜひ大切に…と彼女に伝えたのだった。
約1か月後、新店舗オープンから5日後の9/30。お祝いの赤飯を持参して訪問すると、なんだか玄関の様子が変…
塗装が重厚な濃い目の色に塗り替えられている。なるほどそうだったのか…僕はある意味、納得したのだったが、彼女は開口一番、業者の手違いで塗り替えられてしまった話を、またしてもハイテンションで話すのであった。
(睦美さんの旧友で同級生の西舞子・幸神堂の赤飯。なお私はこの幸神堂の二階のアパートで生まれ、同級生の娘さんと、産婦人科・誕生日が同じ日という奇遇)
しかし、怪我の功名と言うべきか、重厚な取手(ハンドル)と相まって、とてもシックで良い感じである。