2012/03/22 花粉症とスキー

花粉症・・・この言葉を聞くと誰しも憂鬱になるだろう。
2008シーズンに花粉症を発症。それ以降、この時期は毎年医者の薬のお世話になっている。
特に今年は、早目の対応が良いということで、2月には耳鼻咽喉科に行って薬をもらい、2月末から毎日服用している。
 
医者の薬は凄いもので、私の症状が重症でないこともあるのだろうが、とても良く効く。
アレグラという薬は、朝晩の2回飲むだけでOKで、おまけに眠気もほとんど感じない。昼間に眠いなぁ~と思っても、普通の眠気なのか?薬のせいなのか?全く区別が付かない程度だ。
 
ただし、目がチクチクするのでサングラスは欠かせない。花粉症も4年目になると、マスクとサングラスの使い方もベテランの域になって来た。
マスクをしてサングラスをかけると、曇ってしまうのが難点だが、これは万国共通の問題だろう。しかし、サングラスを少し斜めにかけて額との隙間が空くようにすると、うまく蒸気が上に逃げて曇り難い。花粉はむしろ鼻筋とサングラスの隙間(ノーズパッド附近)から目に向って進入するから、斜めにかけてマスクとサングラスを密着させた方が都合が良い。この曇り止め対策は、汗を大量にかく山スキーの時に発見したことだ。
 
別途、鼻炎の発作がひどくなった時のために、セレスタミンという薬ももらっている。これは普段は飲むことは無いのだが、時々お世話になっている。問題は、そのお世話になる時がスキーの時だ・・・ということである。
スキーヤーとしてこれほど辛い事は無い。
 
実は、私は山岳スキーをしている最中に花粉症の症状を感じたことが無い。
兵庫・鳥取の山々は標高1000mぐらいまでが、杉の植林帯となっているので、最悪の環境のはずなのだが、山行の最中に激しいくしゃみなどに見舞われることは、これまで一度も無かった。
思うに、山頂の標高が植林帯より少し高いことや、周囲が雪山であるという環境。そして、山行の時間帯が午前~昼が中心なので、花粉の飛散する時間帯に外れている・・などの理由があるのだろう。むしろ大変なのは下山してからだ・・・。
 
下山後、姫路、加古川附近に来るとくしゃみ連発でどうしようもなくなる。下山後の疲れや、花粉の飛散時間帯(10時頃からピーク)が重なっていることも原因のひとつなのだろう。しかし、山崎、佐用附近ではそうでもなく、姫路、加古川附近で激変するのか?長年の謎であった。
 
最近、ウェザーニュースのサイトの花粉情報のコーナーにある「飛散シュミレーション」を見て気が付いたのだが、どうやら花粉の飛散は、偏西風の影響を強く受け、北西方向から南東方向に流れるようだ。そして但馬地方では、花粉の飛散時間帯を過ぎると一気に花粉量は減少するのだが、姫路、加古川附近は夜に入ってからも、北部から飛散して来る花粉に晒されることになる。なるほど、そんなことがわかったので、山スキーの帰りには厳重にガードをして姫路、加古川を通過するようにしている。
 
問題は、ゲレンデスキーの方だ。
先日、ハチ北に行って来たが、昼からそれはもうひどい花粉症の症状だった。そこで飲んだのがセレスタミンである。この薬の副作用は強烈で、もの凄く眠くなる。おまけに目の焦点が合わないという、妙な症状も発生する。先日、帰りの運転で視野が変だったので、思い切って明石Pで深夜2時まで寝袋に包まって眠った。しかし、このセレスタミン、悲しいかな、発作が起きてから飲んでも、効果はわずかしか得られない。薬をのんだわ、眠くなるわ、くしゃみ鼻水はでるわ・・・では、最悪である。
 
昨年の八方遠征では、1日目に鼻炎の症状が発生し、2日目は満を辞して朝からセレスタミンを飲んだ所、リフトの上では居眠り・・・おまけに太陽が眩しくて滑れない・・そんな状態となった。
花粉最盛期の3月は、山スキー中心になるので、そうでもないのだがゲレンデスキーで花粉の被害を受けるのは意外な盲点だった。
 
今年も長野遠征を控え、今からどう対応しようか、頭を痛めている。
 
Schi Heil !!