2012/08/26 某海岸

再度、1日開けての海。今季、3回目となる。前回、水没したFT1だが、運良く復活。また、マレス・ターゲットも装着法を考え直して、快適度UPのダイビングとなった。
 
マレス・ターゲット、ピカソ・ブラックチーム ウェイト;5kg
 
家電の水没。完全な水没であれば、塩分の関係で完全にアウトである。確かに、電池蓋周辺に海水は侵入していた・・・が、その他は大丈夫そうだったので、電池蓋を開けて放置していたら、意外にも翌朝には完全復活していた。湿気による露結のようなものが影響したのかもしれない。しかし、こんな事が一回あったならば、今後、いつ何時壊れても不思議ではない。早目の買い替えが無難なのか?
いずれにしても、復活したので、ゴムパッキン類にシリコングリースを薄く塗布して万全を図った。本日は特に問題も発生せず、1時間近い使用にも十分耐えてくれた。
 
マレス・ターゲットは、マスクの装着位置を根本から考え直してみた。
ターゲットはフリーダイビング世界チャンピオンのピピン・フェレーラスの名を冠したモデルで、内容量は限界まで少なく、非常にシンプルな造りのマスクである。ストラップの角度調整機構すら存在しない。
 
通常、スキューバダイビングのマスクの場合、ストラップは後頭部の上の方(つむじの下・・)にセットするのが普通である。また、額のベロ(スカートの部分)は眉毛の上、こめかみ附近に来るぐらいがベストだ。
だが、このマレスで同じことをやってしまうと、マスクが引っぱり上げられたようになってしまう。不快感や海水の浸入は、この装着状態に問題があったのかもしれない。
そこで思い切ってストラップを後頭部下附近に下げ、同時に、マスクのベロも額ではなく、“鼻の下~上唇”を基準にセットしてみた。当然のことながら、限界まで小型化してあるマスクなので、額のベロは眉毛の位置に来てしまう。不自然なのはその一点だけで、その他のフィット感は上々。とはいえ、実際に海の中で使ってみないと分からない。
 
実際に海中で使用してみたところ、装着位置を変えたのは大正解で、今までと疲れ方が全く違った。結局、快適さもあって1時間近く沖に出てしまった。やはり、特殊なマスクの特徴を良く理解して使用すべきだったようだ。
 
それともう一点、マスクの曇り止めに関して。
レンズの油分が曇りの原因になっていることは周知の事実だが、長期間使用していると人脂による油膜は避けられない。一般的に語られている、眼鏡の油膜取りも有効だが、油膜を取るのに効果的な方法を一つ発見したので今回試してみた。
メラミンフォーム製のスポンジに石鹸を付けて洗えば脂は完璧に落とせる。
 
このメラミンフォーム、表面を削る作用がある為か?車などの塗装面には不向きである。では、レンズに悪影響は?という点だが、仮にあったとしても水中マスクのレンズに関しては、目に見えない細かなキズはかえって好都合・・・つまり、軽い“すりガラス”の状態であれば、レンズ面に海水が膜を作り、曇り止め効果が得られる。
視界に関しては海水膜が“すりガラス”を透過させるので全く問題がない。
 
私の場合、マスクの購入時は、マイクロクレンザー等の研磨剤を含む洗剤でレンズをゴシゴシとやる。製造時の油膜取りの意味もあるが、レンズ面を軽い“すりガラス”状態にするためだ。しかし、レンズは非常に硬い素材で出来ている為、マイクロクレンザーでも、全くと言っていいほど傷が付かない。メラミンフォームを使用しても“すりガラス”効果は低いはずだ。
もっともこのメラミンフォーム、カメラのレンズへの使用はご法度であるのは言うまでもない。
 
 
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前回、発見したポイント。
付随する太いロープや形状から、漁業用の錨だと思ったのだが、改めて見ると、ただの鉄管?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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鉄の管を利用した自家製の錨なのかもしれない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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お陰で、海洋生物の宝庫となっている。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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鉄管の住人・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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俺の寝ぐらを邪魔するな・・・とでも言いたげ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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今日も「崖の上のポニョ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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本日の相棒はピカソ社・ブラックライン。
フリーダイビング競技用である。
 
ちなみに現在では、競技での主流はカーボン・モノフィンとなってるようだ。