2012/09/02 某海岸

今季、4回目のダイビング。前日の雨で視界が悪かったが、思わぬ海洋生物との出会いもあった。少し疲れ気味であったが、今後のスケジュールを考えると、今季最後となる可能性もあり、潜ることにした。8時過ぎスタート、9時半終了。
 
マレス・ターゲット、GARA2000 ウェイト;5kg
夏バテ気味なのか、少しめまいを感じるので無理はしなかった。
ウェットスーツの顔周りの修理を行ったが、調子は良好。マレスはやはり少し強目に装着する方が水漏れが少なくて良い。左目に海水が入るのは水漏れのせいか?シュノーケルは位置を少し変更。上唇(前歯)に強く当たるように位置を上げた。息をする時はなるべく左手でホールドするようにした。
じっくり海洋生物を観察する時はGARA2000が適しているが、少々物足りない感じもある。反発のタイミングがドルフィンスイムに向いているように思うが、推進力は弱い。ピカソとどちらが良いのか?一長一短あって判断に苦しむ。ドルフィンスイムは腹の附近を見ながらやると良いことを再確認。
カメラは、パッキンにシリコングリスを塗ってから、蓋をビニールテープで押さえている。その他、マスクのレンズを、メラミンクリーナーを使って石鹸で洗ってから海に持って行った。
 
潜り始めて直ぐに、いきなり驚きがあった。“アカエイ”である。小型で15cm程度であったが、小学4年生の時から地元の海岸で潜っているが、エイを見たのは初めてだ。網干の知人の話によると、地元の海岸で多数“アカエイ”を見るという。そんなことがあるのか?と、不思議に思っていたが、確かに瀬戸内に“エイ”は生息していた。
 
エイは比較的おとなしく、撮影のために近付いても逃げない。最初のひと潜りで数枚の写真を撮影することができた。ラッキーである。
 
その後、例の”鉄管錨”のポイントへと向う。昨日の雨による雨水の流入で濁って全く見えない。しかし、それでも比較的早くポイントを見つけることができた。写真を数枚撮影する。撮影直後にポイントを見失う。それから何度かポイントを見つけたが、視界が悪い為、維持することができない。
 
焦りもあって呼吸が落ち着かない。流れは西からで結構速い。気が付くと張り出した四角形のテトラの附近まで流されている。そろそろ9時半近くなってきたので、潜りながら戻る。すると、再度、アカエイに遭遇・・・先程と同じ固体か?まさかそんなことは無いだろう。よく見ると、砂の中に何か細長い棒のようなものが見える。アカエイが砂の中に潜っている。結構な数、固体が存在している。先週まで全く見たことが無かったのに不思議である。
 
岸までの帰り、水深2mぐらいの所にブロックが一つ落ちていた。そこに“タコ”が隠れていた。紛れもない“明石タコ”である。タコは危険なので撮影だけにする。すると、傍に寄り添うように黄色と黒の縞模様の珍しい魚がいる。何だろう?その珍しい魚を撮影する。タコは警戒して出てこなかった。
 
そうしているうちに上唇の附近に電気が走るような痛みを感じた。クラゲの触手である。クラゲの姿は見えないが、切れた触手が流れてきたのだろう。そろそろ丘に上がれという合図か?そそくさと陸にあがる。
 
片付けを済ませて家に戻ろうとすると四国側に巨大な入道雲が見える。形が原爆のキノコ雲のようだ・・・。あんな風に見えたのかな・・・と思いながら帰宅する。10時到着。10:45片付け完了。
 
 イメージ 1
 
“鉄管錨”のポイントは1回だけしか行き着くことが出来なかった。その中の貴重な1枚・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 2
多数の“アカエイ
大変おとなしく、撮影にもうってつけである。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 3
 
おとなしいが尾には毒針を有している危険な海洋生物でもある。誤って踏んでしまったりしたら大変なことになる。数があまりにも多いのは厄介かもしれない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 4
こちらは“明石タコ”
しかし、潜ってしまって撮影はできなった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 5
 
代わりにこの魚である。明石タコに寄り添うように?泳いでいた。全く初めて見る種類である。
アカエイといいこの魚といい・・・突然、どうなってしまったのだろう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 6
 
帰りに見た入道雲
どう見ても形は原爆のキノコ雲である。こんな風に見えたのかなぁ・・・と思いを馳せながら帰途に着く。