2013/03/02 兵庫県:三室山(1358.0m)その①

【6週間振りのスキーは山スキー
泊まりの荷物を担いで、果たして調子良く登れるのか?それが一番気になる所だった。また、回復傾向とはいえ、強い寒気の流入も気になるところ。実際、大山では遭難事故が発生していた。
2013/3/2(土)
4時起床。4:35 食事とパッキング完了し三室方面に出発。
5:10 道の駅・千種に到着。トイレと着替えを済ませる。
5:30 出発。6時、三室山登山口に到着。不注意から溝を車でまたいでしまう。良くぞ脱輪しなかったものだ・・・。
窓の外は雪。7時まで仮眠する。
07:00 出発。新登山口からショートカットのルートを行くが、今ひとつピンと来ない。風が強く、何度も、戻ろう・・と考えるが、回復傾向の天気予報を信じて進む。
11:13 山頂到着。-8℃、風が強い。すぐさま風下側に移動し、幕営地点を探す。頃合の場所が山頂直下にあった。
12:20 設営完了。しばらくブーツを履いたまま休む。尾根の上は暴風・・・ツェルト中は心地良い。
13時半頃から滑走開始。幕営地の前の山頂東斜面を2本滑る。アイスバーンの上に、ごく軽い新雪が積もっており、調子が掴めず滑り難い。
14:30 行ったことの無い真ん中の尾根に向う。この時点で天候は、昨年の氷ノ山並の暴風となる。また尾根上は風で雪が飛ばされ、高度を下がるに従いアイスバーンが露出し途中撤退(14:40)。
前回行った尾根へトラバースしてみるが、アイスバーンだったので滑走終了。(14:50)。
15:17 前回滑った沢をシメにして、本日の滑走終了。
15:55 幕営地点に戻る。天候も悪いので明るいうちに夕食の準備に入る。本日のメニューは砕いたカップ麺と白米、コーンミート、ビタミン剤。17時半には全て終了、就寝する。
就寝後、風と雪はますます強くなる。気温-7℃。ツェルトに積もる雪は風で煽られて落ちるが、内部に結露した蒸気が雪のようにパラパラ落ちて来る。足先が寒くて何度も目を覚ます。
CWXの上に履いていたソックスを足首まで下げたところ足先が温もる。血行の影響だろうか?一旦、温もってからは問題無かった。
逆に身体が冷える。マットに空気圧が足りないと、身体の重みでマットが潰れ身体が雪面に着いてしまうようだ。十分に空気を入れてからは冷えを防ぐ事が出来た。
足元は、凍結防止で寝袋に入れたインナーブーツに突っ込めば寒くなかった。(テントシューズは蒸れる。)
それでも夜半にはとてつもなく寒くなる。凍結防止で抱いて寝たドリンクと朝食用の水の影響と思われる。水物から体温を奪われる様な感じだった。身体から離してからは楽になる。寝袋の中を仕切るものがあれば・・・。
最終的にはポンチョを着込んで凌ぐ。



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よくぞ脱輪しなかったものだ・・・。
実は以前にも旧・三室登山口附近で脱輪しかけたことがある。










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最近?出来た登山口。
まぁ、今季7年振りなので・・・。











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雪はかなり降っていた。風も強い。
樹林帯でこの状況なら、上はもっとひどいだろう。










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雪が少ない・・・。












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一部には林道の路面が露出しているところもあった。











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目印の赤松・・・。
















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目印の大岩・・・。
















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山頂南斜面のぶな林。












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山頂は雪と風で全く何も見えない。
-8℃だった。











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すぐさま風下に回り、幕営地を探す。
斜面を均すのに時間がかかったが、問題もなく設営完了。










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ひと休みして、13時半より幕営地前の斜面から滑走開始。











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まだ行ったことの無い尾根を目指す。
L字に曲がって続いており、かなり下まで滑れることがわかった。
しかし、強風でアイスバーンが露出しており、滑るのも大変、登りも大変なので、途中で滑走を止める。
(雪の動きで横殴りの風がわかる。)






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再び幕営地に戻る。
天候悪化を予想して早めに夕食を食べて寝ることに・・・。










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尾根上は地獄、ツェルト内は天国。
楽しい我が家・・・・。















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深夜、-7℃を記録。
さすが、露結してしまうのは仕方なし・・・。



Schi Heil !!