2016/03/16 氷ノ山エリア・1367mピーク

残雪ハント、今季Part2・・・今回も雪を求めて春の氷ノ山をさまよう。

前夜、自宅出発が少し遅れて22時少し前になったので、直接、スキー場には向かわず、別所Pにて就寝した。
翌16日、4時45分、別所P出発。音水湖畔にて5分ほど仮眠。

6時半、道の駅・若桜には寄らずに、そのままスキー場駐車場へと向かう。今回は無料駐車場に入らず、シーズン中は有料の、ゲレンデ直近の駐車場に車を停めた。
途中、川戸前のカーブ付近にさしかかると、融雪の水量を減らしているのか?驚いたことに道は全面凍結!テカテカである。ここで過去に何度も転倒している隠れた難所である。これでは無料駐車場からの歩きは、さぞ大変だったろう。

8時15分、スキーとワカンをザックに縛り付け、出発。民宿の脇から古い駐車場跡を通過して、アルパインとのアクセス路からゲレンデに入る。
スキー場には軽く積雪があった。特に一部では軽いパウダーが積っており、条件はかなり良いと判断できた。
10時、リフト終点到着。前回は無料駐車場からだったので、その分、少し早いペース。

さて、登山道に入ろう・・という時、爆音が山一帯に響いた。見上げるとF/A-18スーパーホーネットが尾根の南側から現れた。その直後、またしても爆音が聞こえ、今度は尾根の北側からもう1機現れた。2機は交差するように合流し、伯耆大山の方向に消えて行った。まるで航空ショーである。もう一度戻って来るだろうと読んでカメラを手に待ち構えていたのだが、残念ながら本日はこの1回限りであった。

さて、デジカメなのだが、前回同様、電源を切ると「書込み中です」と表示され、電源が落ちるまで長時間かかる現象が出た。直後にバッテリー減の表示が赤色で点滅を始める。昨年のような故障なのか?5MBぐらいの画像になると、そもそも書き込みに時間がかかるのだが、そういった容量の問題だろうか?様子見である。

登山道ではワカンが大活躍。木段も登ることが出来た。一部でヒザまでのラッセルとなる場所も多かったが、全体的に歩き易かった。本日も積雪に恵まれた1日だといえる。曇り空だが伯耆大山もはっきりと見えた。

11時過ぎ、登山道を登り切った直後、アミノバイタルを飲む。
11時半、散策しながら1367mピークに到着。2007年3/21以来、9年振りである。前回も雪不足の年だったが、今回は更にひどい感じ。周囲の下調べを行い、先に昼食を済ませ、同時にアミノバイタルを飲む。

12時半、1本目滑走。さすがに雪質は悪い。5本を繰り返し滑る。
ここでとても重要なことに改めて気付く。これは当たり前のことであるが、雪質が悪くても、同じラインを繰り返し滑ることで、ある程度、滑走性が解消されるという事だ。
山スキーでは、同じコースを繰り返し滑るにしても、大抵の場合、新しい雪面を選んで滑ることになる。本能的にそういう選択をしてしまうのだ。ところが、極上のパウダーならともかく、何も好んで悪雪の雪面を選んで滑る必要はどこにも無い。そのことにやっと今頃気が付いた。バランス取に四苦八苦する雪質でも、おおよそ3本滑ればゲレンデ並みに滑ることが可能となる。これは今後、残雪ハントをする上での重要なポイントとなるだろう。この気付きを得られた本日はラッキーである。

13時50、斜面が荒れたので場所を変えて1本目。ここからビデオ撮影を開始。更に5本滑る。
15時過ぎてから最後の1本を撮り終え、下山。ワカンは下りでは滑ることが多かった。クランポンと併用すべきかもしれない。
スキー場は前回より積雪が多く、5本ほど滑る事ができた。

16時半、車に戻る。かなり遅くなった。着替えもせず、道具を車に放り込んで車を出す。川戸の前の湧水でブーツとスキーを洗うと、一気に国道を目指した。

29号線に出てから須澄地区の国道脇の待避所で食事と着替えを行う。ここでも疲労回復対策でアミノバイタルを飲む。今回はカップ麺だけでなくコーンミートも食べた。運動直後の栄養補給としては十分だろう。

花粉症対策として、今回は顔、特に目の周囲を洗ってメンソレータムを塗ってみた。そして目薬を点眼する。
前回、鼻で吸い込んだ花粉よりも、むしろ目から来た症状に対してくしゃみが出るように思えた。全く理論的ではないのだが・・・。それでも何か爽快感が違ったのは事実。
他の花粉対策として、着用したウェアをスタッフバッグに入れるようにした。また、適時、目薬を差す。また、運転時はゴーグルを着用した。運転中の違和感は無かった。

18時、音水湖畔通過。本日は一気に帰る。
カーピカランド林田で洗車。20時少し前、出発。
事故に3回遭遇する。3度目の事故は加古川バイパスで、30分程渋滞に巻き込まれた。帰宅が21時を回りそうなのでガソリン給油は割愛した。
21時過ぎに帰宅。本日は花粉症の発作は無し。ただし、帰宅後から違和感を感じるようになり始める。実に不思議だ。


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22時半、別所Pにて就寝。
花粉症対策で薄目のホットウィスキーすら飲めない・・・

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6時、音水湖畔で5分程仮眠する。
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戸倉トンネル周辺も少しだけ降雪があったようだ。

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鳥取側に降りて・・・
東山も前回より少し白く見えた。

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つく米集落・・・
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川戸前の道路が全面凍結。ここを歩きでは厳しかったことだろう。
ちなみに、ここでは何度も転倒しているが、これほどひどい凍結を見たのは初めてだ。融雪用の水の水量を落としたからではないか?

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8時15分、上の駐車場出発。
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新雪がクラストしている。
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真っ白になったゲレンデ・・・
これも朝の内だけかもしれない。

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途中からワカン歩きに替える。お蔭で格段に歩きやすくなった。
ワカンの下部には滑り止めの大きなツメがあるので、ある程度、積雪が有るか、足元が柔らかい場所でないと使えない。

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前回より15分早くリフト終点に到着。
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伯耆大山もくっきりと見えていた。
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新雪の吹溜りではヒザ下ラッセルとなる。
それでもワカンがある方が格段に楽である。

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細尾根を振り返って・・・
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時折、雪庇の割れ目が落とし穴の様になっているので注意である。
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登山道を登り切ると1367mピークが見える、
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三ノ丸に向かう登山道から離れて、氷ノ山方面を望む。
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13時、1本目の滑走。
かなり手強い新雪であった。

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6本目からは場所を移してビデオ撮影である。
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ワカンとスキーの沈下量の違い・・・
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結局、10本を滑った。

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自分のトレースを戻りながら・・・
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15時45分、リフト終点に到着。
かなり遅くなった・・・

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普段、ほとんど滑ることのないチャレンジコースを滑る。
雪質は悪い・・・


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ゲレンデ下部に近づくに従い、滑りやすくなった。
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16時半、車に到着。
荷を突っ込んで退散・・・

さて、花粉症とスポーツの関係で少し分かった事があるので記しておく。
①スポーツ中は交感神経が優位にるため症状が出ない・・・らしい。
②就寝時は副交感神経が優位となるため症状が出やすい・・・らしい。
③副交感神経はリラックス神経。アレルギーに関しては過度のリラックスに注意すべき・・・らしい。
④ワセリンを鼻内に塗るだけで効果がある・・・らしい。
⑤薬指の井穴刺絡というツボがアレルギー全般に効くという話もある。
⑥甘い物は自律神経を乱れさせる・・・らしい。
こうしてみると、スキーに行くことそのものが、花粉症悪化の原因であることがわかる。

自分の症状に当てはめて考えてみると・・・
1.スキー中は花粉に暴露されるが、交感神経の影響で症状は出ない。18時台は瀬戸内側は花粉飛散のピーク時でもある。よって、帰宅するに従い症状が悪化して行く。
2.当日の食事は花粉症に悪影響があるものばかりである。カップ麺、チョコレート、パン・・・全てダメ。唯一、花粉症対策に有効なのは今年から始めた緑茶ぐらいか?
3.帰途中の仮眠が副交感神経を優位にさせる。これも症状悪化に影響している可能性がある。


Schi Heil !!