2016/04/29 八方尾根スキー場GW遠征①

GW八方尾根スキー場遠征・・・
個人的には2シーズンぶり、八方愚連隊メンバーと行くのは、実に9シーズンぶりであった。

今回の遠征については、参加者全員がいろいろな想いで臨んだのではないかと思う。
八方愚連隊メンバーで行くのは9年ぶりであったし、FSS野麦の講師であるNパパ氏と現地合流、スキー終了後は、飯田市のNパパ邸まで移動、お宅で宴会という話も浮上していた。もちろんTOK師匠が亡くなってから以降、このメンバーが白馬で集まるのも初めてだった。

唯一の問題は、私の仕事のシフトの関係から、1ケ月半前には休日申請を行う必要があった点だ。一旦、決まったシフトは容易に変更することは出来ない。3月上旬から計画がスタートし、参加者全員が気長に待ち望んだ計画だったと言えた。

ところが、この雪不足である。今季は長野県と言えども深刻な雪不足で、恐らく、この30年を振り返っても一番ひどいシーズンだったと思われる。(必然的に史上最悪の雪不足だったということになろう。)

特に4月中旬以降の雪の減り具合はすさまじく、日に日に滑走可能なゲレンデがマップから消えて行った。
そして、近隣の白馬47や五竜などは、GWを前にシーズン終了を宣言。八方尾根でのスキーも危ぶまれる状況となった。更には直前には、こしげっち氏が仕事の都合で参加できなくなるというハプニングもあり、結局、参加するのはKEI氏、お杉氏、私と、現地にてNパパ氏合流という話に落ち着いたのだった。
なお、一宮出身で、KEI氏の間接的後輩のK嬢は、既にNパパ氏のご両親と共に同居中だった。

出発当日:4/28(木)
当日の勤務は早番・・・皆より30分早く出勤し、30分早く退社である。どういう訳か?朝からくしゃみが出た。先が思いやられたが、昼過ぎに沈静化した。まれにこういう事があるのだが、本当にラッキーだった。お蔭で仕事の方は抑え目で作業したので、夕方に疲れは無かった。帰宅時は小雨・・・松屋の牛丼で夕食を済ませる。
駅前のレーブドシェフとファクトリーSinにて土産のお菓子を購入。

帰宅後、準備を済ませ、1時間ほど仮眠をする。21時50、出発。林田のサンクスにて時間調整。23時半到着予定のお杉氏は少し遅れるという。23時15、森下邸に顔を出して先に荷物を積んだ。少し遅れてお杉氏到着。24時頃出発となる。

運転のトップバッターは私だった。KEIバスは、9年前は日産のエルグランドだったが、今はトヨタアルファードである。大きな車を運転するのは、思えば6年前のNZ以来になるので、慣れるまでは恐る恐るの運転だった。

山陽道山陽姫路西から高速に乗る。滋賀県大津付近まで110km/hペースで快調だったが、途中より、かなり眠くなり、ペースが落ちてしまう。それでも頑張って運転して、3時過ぎ、中央道に入って直ぐの内津峠Pにて、お杉氏と運転交代。以降、梓川付近までぐっすりと睡眠。途中で激しく雨が降ったらしい。

4/29(金)
5時半、梓川Pにて杉本氏から森下氏に運転交代。その後はほどんど起きて過ごす。風が強く、寒い。
安曇野ICにて下車。給油の後、県道147号線側から白馬に向かう。

北に行くに従い、雲行きが怪しくなる。上空の風が強いのは一目瞭然だった。八方は強風で運休することが多いので、この時点でスキーができるのは半々の確率だと覚悟してた。

6時半、白馬村到着。コンビニから旧TOK邸の前を経由して駅前方向から村内へと向かう。

7時前、ふもと屋の跡地に寄り道する。話には聞いていたが、完全な更地となっていた。
強者共が夢の跡・・・足繁く通った日々が嘘の様である。ずいぶん前に名物女将も里に戻り、経営も変わったと聞いていたのでショックは無かった。経営が替わってしまったメルツェンと同じである。
KEI氏の職場の関係で、愚連隊メンバーで八方に行けなく頃、TOK師匠が亡くなり、ふもと屋の女将が里に戻り・・・今思えば、そういう時期だったんだな・・と改めて思う。ふもと屋の跡地を前にして、我々の拠り所はもうここには無く、当時の思い出だけがこの場所に残されている感じがした。

ふもと屋跡地から狭い裏道を抜けてゴンドラ方面へ向かう。偶然だったが、当時、我々がスキー場に向かって歩いたルート、そのものであった。

7時20、無料の従業員駐車場に停車。ゴンドラ駅へ向かう。八方愚連隊メンバーとは9シーズンぶりであったが、山スキーのメンバーとは何度か訪れており、個人的には2シーズンぶりである。
待ちは15人程度。GW初日にしては少ない感じだ。雪不足で諦めて来ないスキーヤーが多かったのか?お蔭で直ぐにゴンドラに乗れた。

お杉氏が持って来たクーポン券でリフト券の購入を行う。食事券1000円分、温泉100円割引券、などが付いてとてもリーズナブル。
ゴンドラから見える風景は、まさしく春山だった滑走可能はパノラマ、黒菱整地、黒菱コブの一部のみである。
最初はパノラマを数本滑る。雲が眼下に見え、その合間から白馬村が見渡せるいつもの風景だ。

27日ぶりの滑走である。積雪を持たせるために多量の硫安が撒いてあるのがわかる。とにかくスキーが走って身体が置いて行かれそうになる。おまけに暑い・・・。続いて黒菱整地を滑る。標高が高い分、少し涼しい。

8時45分頃、兎平のゴンドラ駅でNパパ氏と合流。Nパパ氏とは昨年のKEI氏宅で会って以来1年ぶりであるが、普段からFBでやり取りをしているので久しぶりという感覚はない。だが、一緒に滑るのは2008年以来、8年ぶりだった。

まずはグラート上のTOK師匠、散骨場所に行き、皆で献杯する。ガスに包まれており、かなり寒い。
9時55分、Nパパ氏を交えて黒菱整地を滑り始める。標高を少し下げるだけで体感温度はかなり違った。それでも時折、小雪が舞う天候。予報通り、日中に寒気が通過する様だ。次第に寒さが増している。寒気が下がって来ている様だ

途中で黒菱コブのリフト横を1本滑る。上手く滑れた。黒菱コブを滑れたのは初めてである。雪質やコブの状態、ピッチなども合っていたのだろう。おまけにNパパ氏がビデオ撮影をしてくれていた。自分の滑りはセルフ撮影で毎回見ているが、黒菱コブを滑っている映像はこれが初めてである。感謝・・・。

昼食はポークトマトカレー。昼食券の1000円丁度だが、それなりにボリュームがあり、おいしかった。
食事の際、丹波のAOK女氏と何度も接近遭遇する。私が挨拶をすると「あら、のぼさん、今日は山に登るの?」と、AOKさんらしい頓珍漢な答え(笑)

昼食後はパノラマ→黒菱→パノラマと滑走。ガスが掛かり、かなり寒くなって来た。予報通りである。
パノラマも終盤はかなり深いコブとなっていた。疲れもあり、ボブスレーコースのような溝コブにリズムに合わせることが出来ない。

15時過ぎ、下山ゴンドラに乗る。どういう訳か?後ろのゴンドラにはAOKさん。駐車場でも向かいに停車という奇遇に一同唖然・・・

16時少し前に八方の湯へ。リニューアルされて1年ということで、ヒノキの匂いがする真新しい湯船でスキーの疲れを癒す。

17時、TOK師匠ベンチ到着。コブシの花は少し過ぎていたが、満開の菜の花が出迎えてくれた。
写真撮影の後、一路、安曇野へ向かう。

18時、スワンガーデンにて、Nパパを迎えに来たK嬢と待ち合わせ。車は別々で飯田市のNパパ邸に向かう。日没後、飯田IC下車。

飯田は、中央道から見ると住宅が山の斜面の上の方まで広がっているのが印象的で、2000年の初・八方遠征以来、遠征の度に必ず通過している町だった。とはいえ、長年、八方遠征を繰り返して来ながらも、中央道を飯田で降りるのは今回が初めてである。

飯田と言えば、は前の職場で同僚だったO君の奥さんの出身地で、実家が中央道の高速バスのバス停の真裏だという。O君一家の帰省と私の八方遠征が重なる時もあり、中央自動道上から接近遭遇という、何となく親しみを感じている町だった。

19時過ぎにNパパ邸着。準備はお杉氏、広報はKEI氏、私は記録係・・・(笑)
20時頃より宴会開始。本日のメニューは関西風スキ焼きである。鉄板はKEI家にて何十年と使用された年期物だ。Nパパ家にて栽培されたアスパラは、筋が無く柔らかい。信州産のマイタケが甘く、シイタケも風味が強く味が濃い。

私はというと、自宅から持参した黒ジョカで、KEI氏が持ち込んだ赤霧島を飲む。確かにブランデーの様な風味がして甘み強いが、芋臭さが無く、パンチが弱い感じ。ロックや水割りには良さそうだが、薩摩本来の飲み方をするには、薩摩白波黒霧島の方が合っている気がした。

24時少し前まで本日撮影したビデオを見ながらミィーティング。気が付いたらウトウトしていた。


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KEI氏宅に車を置く。
この停め方が出来るのはKEI氏のみである。

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早朝、梓川Pから運転するKEI氏・・・
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スキー場に近づくに従い雲行きが怪しくなってくる。雲が低く、すごいスピードで流れていた。
強風でリフト運航停止の可能性大・・・

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ふもと屋跡地にて・・・
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車は時期的なものもあるが、従業員用の無料駐車場に停める(・・結果、知らずに停めてしまった。)
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リフト待ちは無し・・・
毎年のGWの喧騒が嘘の様・・・
皆、諦めてしまったのだろうか?
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一部に雪は残っているものの、リーゼンはこのような状態・・・
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パノラマは、白馬観光さんの献身的努力によりキープされていた。
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パノラマ下部。
少し地肌が見えているものの、滑走には問題無し・・・

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パノラマ下部の状態。
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ゴンドラ駅から見る兎平。
パノラマに比べると遥かに融雪が進んでいた。これは人工造雪と圧雪の影響が大きいのだとか・・・

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兎平のコブの状況・・・
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スキー場スタッフの人力による献身的なゲレンデ補修が続いていた。
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グラートクワッドはガス・・・
スキー場としての営業は終了しているので、スキーは外して・・・

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八方池山荘裏の、TOK師匠散骨場所にて献杯を行う。
かなり寒い・・・

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献杯を終えてグラートを降りる・・・
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改めて、Nパパを交えての滑走スタート。

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黒菱ゲレンデ整地・・・
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黒菱整地は比較的良いコンディションが維持されていた。

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黒菱コブ斜面を見上げるKEI氏・・・

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黒菱コブのリフト脇を滑る。
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雪質やコブのピッチなど、自分に合っていたのだろう。ストレス無く滑ることができた。
八方愚連隊メンバーと来ていた9年前には考えられなかったことだ。

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小雪がパラパラと舞う天候・・・
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午後は寒気も降りて来たのか?黒菱整地でもガス模様となる。

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滑り終わって温泉へ・・・
雲間から差す光に、八方尾根スキー場が照らし出される瞬間。
あまりの美しさに一同が写真撮影・・・

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温泉の後は「TOKさんベンチ」へ・・・
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菜の花の中のエルグランド・・・(笑)
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飯田に移動後、Nパパ邸にて宴会準備・・・
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関西風のスキ焼き・・・
この時点で肉は焼いて食べていた。

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タラの芽の天ぷらなど・・・
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生まれた初めて飲む銘酒「赤霧島
名前を知ってから既に10年ほど経過・・・
しかし、噂で聞く味は、私の芋に対する考えとは少し違うみたい。

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芋焼酎の味見は、やはり本場の通り「黒ジョカ」にて味わうべし・・・(笑)

Schi Heil !!