2016/12/05 小野アルプス・東コース

【約2か月ぶりの山】
今季は幸先の良いスタートが切れた・・・と思った登山トレーニングだったが、無事に11月上旬、元の現場に復帰してからというもの、殺人的な忙しさで、正直、山どころではない状況が続いた。11月は、休みの前日の勤務は全て遅番だったことに加え、新人さんの研修担当もあったりで、ややオーバーワーク気味。また休日の度に雨が重なることも多かった。クライマックスは11月の月末夜勤と、続く12月2日の夜、徹夜の停電作業だった。

停電作業を終え、これで、ようやく6月14日から続いた仕事上のいろんなことが落ち着いた気がする。しかし、時は既に師走・・・この時期からトレーニングを始めても効果は期待薄であった。それでも久々の晴れの休日である。お酒を飲んで自宅でゴロゴロするのはもったいない。起きるのは普段通りだったが、軽いハイキング気分で「小野アルプス」を歩いてみることにした。小野アルプスは2004年2月以来、12年ぶりである。

【当日の朝】
登山トレーニングであれば、朝は3時半には起床。始発に乗って出かけるのが恒例であるが、本日は普段通りに起きる。食事は野菜ジュースを1杯飲んだだけで済ませ、大急ぎで自宅を出た。175号線の神出バイパスが開通しているのでめちゃくちゃ早い・・・1時間も掛からないうちに、9時半頃、温泉施設「ゆぴか」の駐車場に到着。準備を済ませ9時40分頃にスタートする。

【初めての小野アルプス東ルート】
2004年に小野アルプスの西ルートは歩いたことがあったが、今回、東ルートは初めてである。事前準備も何も無し、ぶっつけ本番であった。ただ、これまでにも何度かサイトやらGoogle Earthなどでコースを見ていたので全容は頭に入っていた。特に問題は無いだろう。

まず、歩き始めて感じたのは、昨夜の大雨の影響である。かなり地面が濡れていた。足元に注意しながらゆっくりと歩く。今朝は野菜ジュース以外、摂ってないので、ペースもやや控えめに歩いた。気温がやや高く暑い。

直ぐに鉄塔の脇を通過。南の方角から木立を抜けて山陽自動車道を通過する自動車の音が聞こえる。時々、風景は見えるものの、ほとんどが森の中である。あまり面白くはない・・・。
地面が濡れているので、荷を置いてのエネルギー補給はおろか、ドリンクを取り出す気も起きない。ただひたすら歩く。

10時40分頃、「奇跡のケヤキ」の脇を通過する。通常、ケヤキの木は、周囲の木々の影響により多様な方向に延びるが、このケヤキは全く周囲の影響を受けず、本来の姿そのままの放射状に成長しているという。

11時頃、モミジの素晴らしい紅葉が見られる場所に到着。この時期にこれだけの紅葉とは意外であった。季節が完全にずれている。

【エネルギー補給は?】
舗装路を境に、西ルートへの入り口がわからない。時刻もそこそこ、軽く午前中だけ歩く気で来たので、この辺りで折り返すことにする。朝食らしいものは摂っておらず、また、補給も一切、行ってなかったが、特に疲れは感じなかった。帰り道はこのままどこまで歩けるのか?実験である。

朝、起きてから1杯の野菜ジュースを飲んでからこの時刻まで過ごすのは、ある意味、健康診断の時の状況にも似ている。血糖値は低く、高負荷運動に対するエネルギー源は枯渇している状態だ。意識して心拍数を抑えて歩くが、それでも145拍/分を上回って150拍/分に近づいてしまう。いったいこのエネルギー源があるのだろう?結局、12時20分に「ゆぴか」の駐車場に到着。約2時間40分。水分を含め一切の補給は無しであった。

【水分の無補給】
本格的に山登りを始めて17年ほどになる。水が切れて脱水状態に限りなく近づき、辛い思いをしたことは度々あったが、水分無補給というのは、今回、初めてであった。歩いている間、小用はずっと我慢していたが、最近、膀胱から水分が再吸収されているのでは?と感じることがある。本日はやや暑く、そうでなければ今回は脱水症状が出てもおかしくはない・・・

帰宅後、何となくネットで調べてみると、驚いたことに、膀胱で水分の再吸収の可能性・・・というニュースが見つかった。それも今年3月頃の比較的新しい医学的話題である。これまで膀胱は尿を溜めるだけの器官だと考えられていたが、今年、発表された研究結果では、膀胱での水分再吸収の可能性が示唆されているという。
つまり、本日の様に、尿意を我慢している間は、膀胱からの水分の再吸収がある可能性が高いということだ。原理は分からない、膀胱からの水分の再吸収が有るにせよ無いにせよ、尿意をがまんすることで水分補給を必要としない状態が生じるのかもしれない。
今季・・・と言っても年内だが、機会があれば継続して実験してみたいと思う。

【車の燃費】
もうひとつ驚いたのが、通常、12~13km/リットルである愛車の燃費が、今回、14km/リットルを記録したことだ。先日の加西、三田方面へのドライブ前に給油してメーターをゼロにしていたのだが、今朝、ふと見ると250kmを越えている。燃料計は真ん中よりやや上だったので全く気にも留めていなかった。

通常、300kmが走行限界なので、誤差はあるとは言え、メーターの真ん中よりやや上というのは明らかに変だった。燃料メーターの故障も考えられる。それでも310kmは走れるので、今回、ガス欠の可能性は無い。帰宅時にGSに寄って給油を行う。すると・・・給油量は20.5リッターであった。走行は287.5kmである。
実に不可解・・・

この燃費向上に関して自分なりに原因を考えると、二つ思い当たる節があった。一つめは、今回、平地の走行が多く、荷物が無かったという点だ。スキーに行く時は大抵の場合、スキーなどの道具を満載した状態で山道を走ることが多く、特に若桜氷ノ山スキー場に行く時は、曲がりくねっった戸倉峠越えの往復を行う必要がある。燃費が平地走行よりやや悪くなるのは当然で、通常の燃費だと思っていたものが、実はやや悪い状態での燃費だった可能性はある。走行の殆んどがスキーでの使用・・・という車の使い方の盲点だったかもしれない。

二つめは今年の2月からガソリンをハイオクに変えた点である。通常、レギュラー仕様の車にハイオクを入れても変化は無いとされているが、明らかにアクセルを踏まなくてもエンジンが良く吹け上がる様になった。スキーの際に燃費がやや向上しているのが確認している。ハイオクを入れるようになって平地を走ったことが無かったから、実際、燃費は改善されているのかもしれない。



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9時40分、「ゆぴか」の駐車場からスタート。
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いわゆる「里山」の道が続く・・・

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時折、木陰から風景が見えるが、ほとんどが森の中・・・
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六甲界隈と違いやや明るい・・・
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鉄塔脇を通過。
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「奇跡のケヤキの木」
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このように、根元から放射状に育つケヤキの木は、大変珍しいのだという。
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黄色い紅葉の道・・・
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森の緑に黄色が映える・・・
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突然の紅葉・・・!
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この時期に、この紅葉とは珍しい!
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今が盛り・・・という感じ。
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今年は比較的寒くなるのが早かったので、こういう種なのかも・・・
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登山コースが舗装路に分断される。
時間も11時を回ったので、戻ることにする。

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高山(127.1m)から眺める風景。
三木方面・・・

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遠くに雄岡山、雌岡山・・・
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加古川方面・・・
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12時20分に帰着。
13時過ぎには帰宅して食事・・・


◆小野アルプス・MAP