記録上では10年ぶり。夜勤明けの日の午後、久々にシェール道+桜谷を歩いて来た。
設備業界に入って5期目。これまで夜勤明けというと、終日、寝てばかりだったのだが、今年に入ってから、ナイタースキーを予定に組み込んだり、映画を見に行くなど、積極的時間活用を意識するようになった。今回はその延長上にあると言っても良い。
とはいえ、夜勤明けの日に山登りに行くのは人生初だった。これまで、ほぼ徹夜状態でもハードな山スキーをやって来たのだから、4時間半も寝ていれば、まぁ何とかなるはずだ。午後に登り始めるのは主義に反するのだが、次の勤務まで36時間以上のインターバルが取れるのは魅力である。
さて、今回のシェール道・桜谷だが、これまで単独で行うことは無く、稲妻坂、もしくは、黒岩尾根と組み合わせ、秋の山トレの仕上がり間近に行うのが常であった。
当のシェール道+桜谷だが、2シーズン前には9年ぶりに黒岩尾根、4年ぶりに摂津本山~有馬往復をやったが、シェール道+桜谷の記録は2007年11月を最後に途絶えたままとなっている。
この数年、秋の登山トレーニングが順調に済んだことは無く、加えて時間とお金のかかる六甲山系エリアは、どちらかというと無沙汰になりがちだった。昨年などは、応援業務の波紋もあって、12月に入ってから西脇・小野界隈の山に行って終わってしまっている。(これはこれで良い機会となったが・・・)
今季も、10月9日のフリーダイビング納め以降、休日はほとんど雨で山には行けずじまいだった。
異例の台風21号、22号に加え、46年ぶりに恩師に合う予定が重なってしまった。それでも無理して須磨アルプス逆ルートを3回済ませていたが、内1回はこれまで鬼門としていた遅番明けである。昨年ならばこれもアウトであった。また、23~29までの週は、休日・出勤の繰り返しが4回続き、山行と山行のインターバルが1日しか取れない苦しい状況だった。ちなみにフリーダイビング納め以降、休日の天候はというと、
10/12(雨)、15(雨)、19(雨)、20(雨)、23(雨・明石公園往復ラン)、25(雨上がり・須磨)、
27(晴れ・須磨)、29(雨)、11/2(晴れ・須磨)、5(恩師に会う)、8(雨)・・・という具合。
特に10/19・20の連休が雨で完全に潰れたのが痛かったと思う。こうしてみると、いかにスキーが天候に左右されず日数を稼げるのか・・・が、わかる。
さて、実際に夜勤明けに登山トレーニングを行ってみての感想だが、前夜、しっかりと4時間半の睡眠が取れていれば、そうそう、問題にはならない。勤務終了の24時半に直ぐさま就寝する事、準備は勤務前に終わらせておく事・・・が大切となる。
ただし、日没までの時間が短いので、長時間の山行は難しいということがよくわかった。今回であれば黒岩尾根だけで終わらしておくべくだったろう。桜谷からは完全な夜間作戦となったが、過去に暗闇での行動は、多々、あったので問題無く終わったが、正直な所夜間行動は極力控えるべきだといえる。
今回、特筆すべきはエネルギー補給である。10時の帰宅時にパンを食べてから以降、19時12分の摩耶登山口に至るまでの間、水分以外は一切補給無しで歩き通すことができた。今季の山トレは4回目ながら、エアロビックシステムがうまく確立されている証しと捉えて良い。心拍数は135拍/分をターゲットにしていた。
今後はこの状態を維持しながら、怪我の無い様、体調を崩さない様、シーズンインまで過ごさねばならない。
昭和レトロな銭湯・・・
六甲山系を歩き始めた頃は、まだ営業していた。
布引登山道の入り口になるわけだが、なぜ門があるのか?は、考えた事がなかったな。
五本松堰堤・・・
布引貯水池。
今日の水量は多かった。
久々の黒岩尾根・・・
相変わらずの急登である。
おまけに視界が悪い。
ひたすら歩くのみ・・・
色付き始めた木々を眺めながらの登山である。
唯一・・・でもないが、感じの良い場所。
石柱・・・
神戸市の立てた測量関係の石柱の様である。
遠く、高取山、須磨アルプス方面。
右手の三角の山が栂尾山になる。
この時期、黄色の紅葉が・・・
これほどまでに大規模だとは知らなかった。
この植林帯はとても冷涼で爽やかだった。
一旦、掬星台にて写真撮影。
シェール道、入口。
渡渉を繰り返す、風光明媚な道・・・
しかし、次第に日が暮れて行く・・・
独特の雰囲気がある。
桜谷に入る頃にヘッドライトを点灯。
再び掬星台に到着する頃には夜景が・・・
本日は視界は悪かったはずなのだが、遠く、大阪方面まで見えていた。
下山に従い夜景が近くなって来る。
夜間作戦の練習も必要だ。
あともう少し・・・