2009/09/29

昨日は日記も付けずに寝てしまった。「昭和21年夏、僕は兵士だった」を読みきった。会社の帰りに世界とは何か?と考えた。世界というか社会というか・・・。共に人間が作り上げたものだ。戦いに明け暮れた、次の日全く違う世界が待っているのである。同じことをしても許され罰せられ?!実に不思議なものである。
それと水木しげる氏、当時はとにかく出来の悪い兵隊だったという。会社でいえばぐうたら社員状態。氏も大変な苦労があったとはいえ、一生懸命、国や家族を思って真正直に戦い亡くなって行った方々には顔向けできない兵隊生活である。しかし、そんな氏も当時の戦場の状況を後世に伝えることができたのだから、生き残った理由とはそういう事だったのだろう。三国連太郎氏は、当時を思い出すと行く事ができない地方もある・・・との事。行き抜く為にそうとう際どい事をしてきたからである。そんな氏も大俳優。人間、何かの時に花開けばそれで人生意味があるのだと思う。今はぐうたら社員でも。