飲酒の意義(2020/12/06)

日本人社会では、もてなしに酒を勧め、酔って羽目を外してもらうことが良し・・とされるような風潮が存在する。酔って羽目を外すことも、一つのたしなみ・・とさえ思える。もてなす側もとにかく酔っぱらうまで酒を勧める。

これは特に昔の記録(例えば戦前~戦中の逸話や戦国時代)を調べていても遭遇する事象でもある。
僕自身もかつて学生時代に大酒を飲んで仲間の前で羽目を外すことを良しとしていた。どれだけ羽目を外せるか・・一種のパフォーマンス、自己表現ですらあったように思う。

 

 

 

「6年間住んだフランスから2年前に帰国して以来、日本人とお酒の関係をすごく特殊に感じてきました。仕事においてもお酒が関わってくる飲み会文化があったり、お酒に酔って人前で醜態をさらすことが日常化していたりする。フランスではあまり見ない光景が、数年ぶりに見たときにすごく印象的でした。」

→英語での表現によるものかもしれないが、NZでは、サラリーマンが帰宅後の晩酌で「酔っ払う・・・」が否定的にとられたことが印象的だった。これはDrink=依存症という意味が含まれているからだと思う。