2012/03/20 ハチ北スキー場

2004シーズン以来、実に8年ぶりのハチ北スキー場。今回のメンバーは八方愚連隊、KEIさん、こしげさん、おSUGIさんである。このメンバーと滑るのも、2007シーズン以来、5年ぶりであった。
 
7時半、林田集合、KEIさんバスでハチ北に向け出発。一宮から県道6号?を通り、明延~大屋経由で9号線に出る。このルートは山陰地方の山間の風情を強く残しており、私のお気に入りドライブコースだ。このルートを通るのも2008シーズン以来になのかもしれない。今回は後部座席に座っているだけなので、ちょっとした観光気分である。それにしても、本当に7~8年ぶりになのか?何かのついでに通っていないのだろうか?不思議な感覚だ。
 
9時過ぎ、村岡町福岡の交差点附近からハチ北スキー場・ゲレンデ駐車場へ通じる道へと入る。青空の下、スカイバレー、そしてハチ北の北壁ゲレンデが白く輝いて見えている。さすがに、ここを走るのは久々という印象で、記憶も薄れているのか?風景が新鮮に感じられる。9時半、ゲレンデ駐車場到着。駐車場は比較的盛況な混雑ぶりだ。手早く着替えを行い、チケット売り場へ。ネット経由で登録を行うと、1日券に1000円分の食事券が付いて5000円で購入できる。
 
まずは恒例、ゲレンデの小脇に酒類を埋める。そして中央ゲレンデでまずは足慣らしだ。皆、好き好きに中央ゲレンデをカッ飛ぶ・・・。そのうち数本を、こしげっちのDynasterと私のK2クロスファイアーの履き比べを行う。DynasterはSLベースのスキーだったので、ターン後半の跳っ返りが強いように感じた。後ろから押されているようにも感じる。私の持つELAN・HCXとは味付けもずいぶん異なるように思えた。
 
その後、アルペンコースを経由して一旦休憩。先ほど冷やした酒類を、パトロール脇の無料休憩所で、おかきをつまみに頂く。皆、久々なので昔話に花が咲く。ここはKEIさんのテク受験の際に受付として使われていたので、とても懐かしい。この時、おSUGIさんから、ハチ高原側のの一ノ沢(現ハイランドビュー)コースを滑ってみたいというリクエストが出た。ハチ高原、ハチ北は共通券で行き来が可能である。(最終リフトの時間に要注意!)
 
休憩後は、ハイランドビューコースを滑るためにほろ酔い気分で鉢伏山頂へと向う。しかし、山頂に到着すると、コースは閉鎖。私も久々に滑りたかったのだが、とても残念である。仕方がないので、そのまま北壁ゲレンデのコブ斜面へ向った。
 
北壁ゲレンデのコブといえば、ハチ北スキー場の名物なのだが、今回、8年ぶりに訪れてみると、以外にもあっさりとした斜面となっていた。近年、ボード人口の比率が増えたことや、カービングスキーにより滑りのスタイルが変化しているが、それによりコブ斜面を滑るスキーヤーが少なくなったのだろか?もっとも、ハチ北の場合は、北壁ゲレンデの真横に“スーパーモーグルコース”という本格的なモーグルコースがあるので、モーグラーは、全てそちらの方に集中してしまっている可能性もあるが・・・。
 
実は、八方愚連隊メンバーでハチ北を訪れるにあたり、必ず滑るであろうこの北壁のコブでは、ぜひとも自分の滑りを試してみたいと考えていた。実は、2シーズン前から大屋のコブが滑れるようになったのだが、他のスキー場では尽く惨敗・・・相変わらず大屋限定状態が続いていた。ところが今年は、これまでになくコブの調子が良い。他のスキー場で通用するのか?非常に気になるところ・・・まずは恐るおそる滑り出してみる・・・。
 
1ターン、2ターン・・・まずますである。以前の様な激しいコブ斜面ではないにせよ、何とか思った感じで、無事に下まで滑ることが出来た・・・。滑りを見てくれていた“コブ職人”こしげっちが「前のイメージとは全然違うねぇ・・」という。コブ職人のお墨付きを頂いて、ようやく大屋コブ限定解除か?!まずは一安心である。それにしても50歳を目前にしてコブが滑れるようになるとは、これ如何に・・・?!
 
12:45・・昼食を摂るために、中央ゲレンデに向かう。レストハウスでは1000円の食事券でヒレ・カツ・カレーを注文。相変わらず昔話に花が咲く。私はこの頃からくしゃみ連発となり、鼻炎の症状が出始めた。昨年の八方と全く同じ状態である。コブもそれなりに滑れるようになり、ゲレンデで過ごすのが楽しくなったというのに、実に困った話だ。
昨年の八方でもそうだったのだが、朝一番、滑ると涙が出て止まらなくなる。そして昼からくしゃみ連発となるのだ。どうやら自分の場合は、目に来て鼻へ至るようだ。スキー談義の楽しい昼食を終え、ゲレンデでビデオ撮影をする頃には、正真正銘、花粉症の鼻炎状態となっていた・・・
 
さて、このメンバー恒例のビデオ撮影をしながらの滑走であるが、まずは中央ゲレンデからスタート。そしてアルペンコースを経由して、北壁ゲレンデへ向う。この頃には、ずいぶんお酒も廻り、八方愚連隊心得の通り“酔いどれ滑走”の状態となっていたが、それでもまぁ何とかコブも滑ることもできた。問題はトイレに行きたくなることと、くしゃみ鼻水である。なんとかならんものか・・・・。
 
そして、スーパーモーグルコースを滑ろうと、頂上リフトを降りた時のことである。おSUGIさんが若いスキーヤーに声をかけられた・・・。KEIさんも「あれっ!」と言う。大屋SSのYMT君であった。かくして、スーパーモーグルコースは大屋SSメンバーによる滑走大会となった。
 
ビデオを持った自分が、先にコースインしたが、コブが深く、またピッチが短いので歯が立たない。さすがはスーパーモーグルコース・・・私の技量では無理である。しかし、以前のようにコントロールを失い、暴走することはなかった。
コブが滑れないのは私自身の技術的コンプレックスだったが、それよりもコントロールを失い、ブーツ内部で親指を突き指して爪を傷めることが悩みのタネであった。シーズンが終わり6月頃になると、爪の根元の折れた部分が顔を出してくる。それが生え変わるのに半年を要するのだが、それはある意味、私がスキーをしているという証しでもあった。その爪骨折から開放されるだけでも素晴らしい。
 
続いて、チャレンジコースのコブでの撮影を行う。途中でコブが深くなり難しかったが、酔った状態で確実に滑り降りることが出来たのは、自分としても評価したいところ。私の言う“コブが滑れる”というのは、スピードを出したり果敢に攻めたり・・・ということではなく、途中で停止することが出来るぐらい確実にスピードコントロールが出来るか?ということである。もちろん酔って目が見えなくても同様だ・・・(八方愚連隊と滑る時は重要!)
 
最後の撮影は、幻検定バーン(中央ゲレンデ下)のリフト沿いでの撮影だった。ここでは皆、軽快な小回りを見せる。滑り終わった所でYMT君と別れ、我々は駐車場へと戻る。この頃には鼻炎の症状もかなり激しくなっていた。ここで、医者から処方された、鼻炎が激しくなった時用の薬を飲んだ。
 
帰りの車中では近頃のSAJの“ハイブリッドスキーイング”について語り合う。鼻炎の症状は、薬を飲んでもほとんど改善しない。完全に鼻が詰まった状態となり、KEIさんも「朝と全然ちゃうな・・・」という。ハイブリッドスキーイング同様、この花粉症の症状には困ったものだ。
 
7時過ぎ、林田到着。再会を約束して三々五々に別れる。時間も時間だったので、お弁当を買うために伊勢附近コンビニに入ったが、きれいさっぱり売り切れ・・・。仕方がないので惣菜パンを2つ買って車中で食べる。その後、太子竜野バイパスから姫路バイパスで帰途に就いたが、鼻炎の症状と薬の副作用による眠気もあったので、加古川バイパスの別府まで走った所で、パーキングエリアに入り、仮眠を取った。
 
9時、目が覚めたので、再び加古川バイパスを走り始める。くしゃみは収まったが、鼻水・鼻詰まりは相変わらずだ。おまけに、どうも目の視点が合わない。なんとなく、左右の眼が別のものを見ているような感じがする。昨年の八方2日目と同じ状態だ。これは恐らく薬の副作用なのだろう。あと少しではあったが、明石まで戻った所でPエリアに入り、今度は寝袋に潜って本格的に眠る。次に目が覚めたのは深夜の2時過ぎだった・・・。
 
目が覚めると目の異常も収まっていたので、深夜の高速をひた走り、家路を急ぐ。視界に問題はないが、時間も時間なので用心深く運転する。ガソリンが減っていたので自宅周辺を少し徘徊・・・24時間営業のスタンドを発見し、ガソリンを満タンにする。3時過ぎに無事帰宅・・・。
 
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 加古川、姫路バイパスを走る。
ずいぶん日が長くなったものだ・・・。
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 この道は・・・?!
 わかる人には分かる場所である。
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集合まで少し時間があったので附近を散策。
29号線北側一帯は、ほぼヤエガキ酒造の関連だった。 
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 一宮から大屋町に抜ける県道6号線?
私の好きなドライブコースである。しばし、観光気分に浸る・・・。
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 久々の道の駅ハチ北・・・。
スキーバブルの頃はスキー客の車でごった返していたのだが・・・。
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 久々の、福原交差点附近から見る山並み。
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 朝は快晴!
積雪はたっぷり!まさにスキー日和である。
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中央ゲレンデも積雪は十分過ぎるほど。
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 無料休憩所で一服(一杯?)
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 北壁ゲレンデもハイシーズンと同様、十分な積雪量だった。
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・・・にもかかわらず、ハチ高原の坂落しコースは滑走不可。
そのまま北壁コブコースへ向う。 
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 北壁のコブ・・・・
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しかし、以前に比べると、かなりあっさりしたコブである。 
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 ゲレンデを見つめ、何を思う3人・・・の図。
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アルペンコースにて。
ここは標高が低いため、湿雪で滑り難かった。 
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 中央ゲレンデ、幻検定バーン。
銘銘の由来は、確かKEIさんのテク受験の際に、検定に使用されると想定し、練習を重ねていたところ、検定当日には全く使用されなかった・・・という話だったように思う。
スキーは楽し・・・Schi Heil !!