2015/01/08 赤倉山(1332.0m )

腰の状態はかなり改善されたが、まだ左足を挙げることは出来ない。しかし、滅多にない2連休である。何とか充実した形で終わらせたい。悩んだ挙句、今季、初の山スキーに行くことにした。山スキーであれば万が一、途中で断念しても金銭的なリスクは発生しない。

以前から、ゲレンデスキーはストイックに身体を傷め付ける要素が強い・・・と感じていた。
これは都市部のアスファルト路のランニングと、土の山道を歩く登山の、身体に与えるストレスの違いに例えることができるだろう。ゲレンデスキーの場合、運動が単純かつ長時間に及ぶ場合が多く、同じ部位の筋肉、関節を酷使してしまう傾向がある。

とはいえ、ザックを担いで、5時間、6時間・・・とシール登高を行えば、身体への負担が軽いなどと言えなくなるので、今回の作戦は、今季、新調した用具のテストも兼ね、トレーニング的山行で良く行く、氷ノ山エリアの赤倉山東面の滑走と決定した。

前日、7日朝、22時に準備が整い、出発。
新戸倉トンネル、0時半通過。道の駅「若桜」0時50分頃、到着。

8日朝、6時半頃、起床。雪が降っている。朝食などを済ませ、7時半頃、道の駅を出発。
7時45分、若桜氷ノ山スキー場の駐車場で着替えを済ませる。

一旦、いつもの取り付きポイントである、氷山名水の所まで行くが、道の積雪が多かったので、「響の森」の駐車場まで戻る。しかし、何か山スキー関係の大会(レース?)のようで、駐車場は車で一杯だった。仕方なく氷山名水の所まで戻る。

8時半、出発。車のロックを忘れたので戻る。シーズン初めは何かと忘れ事が多い・・・樹林帯の際から電波が届いた。
9時半、私が「丸山」と勝手に名付けている場所を通過。山スキー大会のスタートゼッケンの番号を呼ぶマイクの声がここまで聞こえる。
9時40分頃、杉の植林帯に入る。視界が悪い・・・。

10時頃、狭くて深い沢にぶつかる。まだ積雪が足りてないのか?完全に埋まっていないようだ・・・。そのままでは越えられないので、標高を上げて沢を越える。

視界が悪く、自分の位置がわからない。目的の尾根なのか?ガスの向こうに大きな岩が見える。あの岩が、初めてこのエリアを訪れた時に見た岩だとすれば、Myルートの尾根はあと2つ西側(赤倉側)になる。悩みながらもリスクを避けて少し西寄りにルートを取る。しかし、これが完全なミスだった。結果、進退窮まること2回。沢を2つ東へ渡ってようやく通常のルートに戻ることができた。

この時点で、軽く・・・というのは通り越して、ハードな山スキーになっていた。

☆教訓☆(教訓というより自己反省だな・・・)
①知っているエリアでも準備を怠らない事
 GPSへのルートデータの入力。エリアの地図を持つなど・・・基本中の基本。
②視界が無い場合は、GPS、地図などを駆使する事
 感に頼らない。慣れたエリアほど、こういう事になる・・・という教訓だな。
③慣れたエリアでは確実なランドマークを見つけておく事
 特にこのエリアは沢と沢(尾根の間)が狭く、50mずれるだけで目的の尾根を逸れてしまう。視界が良ければ問題はないが、今回の時の為に、今後、確実なランドマークを決めておくようにしたい。

さて、氷ノ山越えの鞍部到着が11時半となった。風雪は、結構、激しい。今回、風雪を避けるため氷ノ山越え避難小屋に初めて入った。中は意外と清潔に保たれていた。ここで昼食のソーセージとカンパンを食べ、生姜湯を飲む。

12時過ぎてから再出発する。気温はおおよそ-3℃が続いている。意外と暖かい。
※このエリアでも-10℃ぐらいになる。

赤倉山頂には12時20到着。記念撮影の後、滑走ポイントまで移動する。
1本目滑走、12時48分。
ついでに、腰は痛かったが13時16分、2本目滑走。
だめ押しで、3本目、最長距離コース滑走13時59分。結果的には“歩き過ぎ、滑り過ぎ”となった。
腰は相変わらず痛く、太ももを上げる時は手で補助をしなければならない有様・・・。

下山時、風雪が強まった感じ。-5℃となる。

14時45分、私が「かまくらの岩」と名付けた岩のある場所に来る。結果、登りの際に、ここを通過しなかったのがルートミスだったのだ。

15時、車に戻ると屋根に12cm程の積雪。

山スキーの大会は終わっていた。スキー場の駐車場に戻って着替え。車は1台しか停まってない。
16時、若桜町湯原・ふれあいの湯へ行く。モンベルカード提示で200円になるという。昨年からだということ・・・私には有り難い話である。

若桜町のスーパーで、398円のはまちの刺身(鳥取産)が半額。道の駅に戻って弁天娘(若桜町酒蔵)をチビチビやりながら、刺身を食べる。日帰りではこれは出来ない・・・至福の瞬間。気が付いたら寝ていた。

翌、9日、3時時頃、一度、目が覚める。
6時半頃、起床。みぞれっぽい降りだったので滑走は取り止める。それより何より筋肉痛で身体が動かない。腰の事もあるので帰宅することにする。

姫路北バイパスに乗ってから洗車を忘れていた事に気付いて、石倉の所から林田に戻る。
12時帰宅。



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深夜1時、道の駅「若桜」に到着。

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翌朝は雪・・・
つく米の集落も年末から比べ、更に凄い有り様になっていた。


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8時半、氷山名水の所から出発。
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こんな沢あったかな?
積雪が足りてないのか、まだ埋まってないのかな??
そこで気付くべきだった・・・
※ちなみに、つく米集落の積雪は例年より多い感じだが、山に入ってから感じたのは少し少ない・・・という感じだった。





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「氷ノ山越避難小屋」
















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初めて中に入った。
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雪と木の造形・・・
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赤倉山(1332.0m)山頂にて
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山頂付近の雪庇・・・
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辛うじて少しだけ視界が開けた瞬間。











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ダメ押しの3本目・・・

















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この先、落ち込む所まで滑れるのだが・・・・
さすがにそれはやめた。















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下山時は少し寒く感じられた。
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通称「かまくらの岩」
ここを通過することが肝要なのだが・・・

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15時、車に戻ると・・・
雪、増えてるやん。

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湯原「ふれあいの湯」
湯原という地名で、古くから暖かい湯が出ていたそうだが、長年、源泉を探し当る事ができず、平成5年にやっとこさ発見、営業の運びとなったそうだ。
それにしても、モンベルカード提示で村内料金の200円とは嬉しい話・・・。

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スーパーで鳥取産の刺身と、若桜町の酒蔵の日本酒を買う。
ポイントカード、作ろうかな?!

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翌、9日。
朝からみぞれが降る・・・
帰宅決定。

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平家落ち武者の里、落折集落。
ここの集落は「平」姓が多い。

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新戸倉トンネルを抜け、兵庫側に入ると、それだけで明るくなる。(気候が違う)
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午前中の帰宅・・・



道迷い遭難の典型的パターン・・・・Schi Heil !!