先の特集番組で安藤忠雄氏は「自分で考えろ」「さぁどうする」と繰り返し言った。
自分で考えるだけなら誰にでもできるが、答えを見つけるのは容易ではない。
むしろ、何が答えなのか？わからない状況から正解を見つける力をつけろ・・・と言ってる気がする。
失業中の2011年に河川調査のアルバイトをやった。その時、すごい奴に出会った。
彼は未経験なことでも、さも最初から答えを知ってるかのようにこなして行った・・・
場合によっては、僕の方が知識・経験が豊富な作業でも、正解を知っているのである。
世の中、こんなすごい奴もいるものだ・・・と呆れたものだ。
実は、現在の職場の責任者が同じタイプだ。
設備管理の仕事は、同じ作業を毎日、淡々とこなす側面がある一方、未知のトラブルに対処しなければならない面がある。うちの現場はトラブルが多いので、特に対処が難しい。
新しい人が入って来ると決まって「ここではやったことが無いから」と言って逃げる。
その言葉を聞く度に、「トヨタの車しか運転したことが無いので、日産の車は運転出来ません。」と言ってるように聞こえる。
対して先に書いたすごい奴の場合、軽自動車の運転経験しかないのに、大型特殊をぶっつけで運転してしまう感じである。
