ワクチン接種1回目その後(2021/08/30)

正直、ひどい目に遭ったというのが本音である。・・・が、39℃台の高熱が出て寝込む方の話もちらほら聞かれるから、僕は楽な方と言える。
発熱と頭痛、クシャミ鼻水以外は全て出そろった感じだった(※ただし、COVID-19ではクシャミ鼻水は聞かれない)

症状のラインナップは以下の通りである・・・
接種箇所の疼痛、軽いめまい、血圧低下のような感覚、頭が働かない、階段登高・力が出ない、耳下腺の腫れ・痛み、気管支付近の息苦しさ、喉のイガイガ、鎖骨から胸骨付近の筋肉痛、脇下から背中にかけての違和感・皮膚がザワザワした感じ・・・翌日の勤務は辛く。正直、仕事にならなかった。

特に、脇下から背中にかけての違和感・皮膚がザワザワした感じ・・・は、接種後、54時間経過した現在でも緩和していない

①接種箇所の疼痛、思考ぼんやり感(翌日の16時頃に解消・約28時間後)
②階段登高・力が出ない、息苦しさ((翌日の21時頃に解消・約33時間後)
③喉のイガイガ(翌朝に解消・約42時間後)
※ちなみに、接種箇所の痛みは、接種後約18時間後の翌朝がピークだった。

ジェンナーの天然痘ワクチンに代表されるように、ワクチン接種は身体の免疫機構に「こいつは敵だ!」と記憶させるのが目的である。ただ、COVID-19のワクチンは従来のワクチンとは異なり、合成されたmRNAワクチンと呼ばれる代物で、驚いたことに人類に試されるのは今回が初めてなのだという。

ワクチンである以上、体内で罹患した状態が再現される・・・が、悪化する心配は無く、他人に感染することも無い。
(※1、一部、従来型のワクチンは、他人に感染する場合もあるらしい)
(※2、ワクチンその物を免疫系が「異物」として認識してしまう場合がある。「アナフィラキシーショック」といい、重篤となれば生命に関わる危険がある)

つまり、COVID-19ワクチンの接種は「感染疑似体験」ということになる。安心・安全なのだが、正直、今回体験した副反応は、もう立派な「風邪」であり、「病気の状態」と表現してよかった。

ここに 「健康」「病(やまい)」とは何だろう。そんなことをつい考えた。

心や身体の不調で生活や仕事に支障が出るということは、それは不健康であり「病(やまい)」の状態にあるといえる。

一方、客観的に「病」の状態にあっても、本人に自覚が無く、快適に過ごしている(・・気分になっている)場合もある。我が父は糖尿病で認知症、現在は一日の殆んどを寝て過ごし、食事も摂らないことが多く、体重は恐らく30kgに満たない状態までやせ細っている。ところが、起きている際に本人に体調を訪ねると、実に快調なのだという。日課として体温を計って記録したり、自分でトイレにも行く。そんな我が父に接していると「健康」とは何ぞや?と、つい考えてしまうのだ。

仮に、今回のワクチン接種による副反応が、2日、5日、1週間、10日・・・と続いたらどうだろう?どこからが「健康」で、どこから「病」なのか?線引きは難しい。

今回、普通とは思えない要因に、就寝中に見た不思議な2つの夢がある。恐らくうなされていたのだろう。

1つ目は「炎上しながら墜落する双発プロペラ戦闘機の操縦席から地上を見ている。」というもの。不思議と恐怖感は無く、落下する際に感じるめまいを冷静に受け止めている自分が居た・・・そんな夢である。

2つ目は「女性が僕を助けに現れ、その女性を見た時、これまでの人生で経験したこと無い不思議ほどの安堵感を覚えた。」というものだ。その女性は実在の人物にやや似ているものの、ご本人さんとして登場していない。その感じた安心感は母性では無かった。何だろう?あれは菩薩だったか?不思議な夢であった。