新・山スキーブーツ購入(2023/04/15)

この時期にブーツを買うバカが居る・・・
たいていの場合、シーズン落ち品は破格だが、サイズが合わないのが常。今回、偶然に適合品あり。当然、在庫は1個・・・こうなると買う選択肢しかないのであった。まぁ、よくある話である。

Dynafit HOJI Free(130)部屋で履いた感触は硬すぎ。びくともしない。

カラーは、偶然にもドーベルマンと同じ。

Dynafitらしく、僕の脛骨に合った感じでカント調整の必要性は最小限。山ブーツはカント調整機構がないものがほとんどなので、Dynafit、この点は相変わらずの安定感。
ちなみにScarpaはストレートで、カント調整用の専用バッドを作成するなど、苦労させられる。

早速、インナーの熱成型の後、ふくらはぎ外側のカット実施の暴挙・・・

いつものサーモインナー熱成型システム。

背面温めの工程・・・

今回は「蒸らし」の工程を入れてみた。

そして、HOJI、驚きのロック機構。これまでにない概念・・・

歩行モードにすると、突っ張り棒が収納されて解放される。よく考えついたな・・・
結果としてシェルは複雑な4ピース(5ピース?)構造。ロック機構にはCRPのような固い素材が使われている。

前方向へのロックは・・これが滑走モードにロックされた状態。

歩行モードに解放された状態・・・いやいや、ホントによく考えついたな。バイインジェクションなど、ポリマー素材の加工技術の進歩により製作可能となったブーツといえよう。
半面、ロック機構にはある程度の硬度(剛性)が求められるので、全体的に固いブーツに仕上がっている。アルペンブーツのような、固いながらもグッと沈み込んで持ちこたえて、適度な反発で戻ってくるような感じは無さそうである。
(※3ピース部材それぞれ脛骨を巻き込むようになっており、剛性感は高い)