2012/03/07 若杉高原大屋

本日は、ゲレンデで、バインディングウエッジを取り付けたテレマークスキーを試してみた
 
昨日、注文していたバインディングウエッジが到着。早速、取付けを行った。これまでテレマークスキーで悩んで来たことが、今回、一気に解消されるかもしれない。1日も早く試してみたい衝動に駆られた。
 
 しかし、次のゲレンデ滑走の予定は3月中下旬の八方愚連隊、ハチ北オフ会だった。彼らと一緒にテレマークスキーで滑れるほど自分は上手でもない。またアルペンテレマークの用具を2セット持って行くにしても、ハチ北は用具の交換が大屋ほど簡便ではなかった。(テレマークアルペンではブーツを履き替える必要があるので。)とはいえ、結果を来年に持ち越すのは何とも忍びない・・・どうする?行くか!大屋に!
 
・・・ということで、急遽、大屋へ滑りに行くことになった。慌てていたのでカップラーメン用の割り箸を忘れ、昼食の時に少し困ったのだが、それは後述するとして・・・。
 朝5時半に自宅を出発。大屋には8時半着、滑走は9時から4時間券で行った。昼食を挟んで、2時以降は、1号リフトトップまでシール登高を行って3本滑った。
 
本題のバインディング・ウエッジを取り付けた感想だが、感覚は至って普通であった。しかし、この普通という点が私にとっては重要なのだ。まず、リフトの乗り降りでの移動が自然に行えるようになった。また、スケーティングが普通に出来るようにもなった。つまり、スキーをする上で、ごくごく当たり前のことが、ごくごく普通に出来るようになったということだ。うーむ・・・
なるほど、最近のG3・タルガはバインディング・ウエッジが付属販売となっているのもうなづける話だ。
まぁ、取り付けたからといって、格段、テレマークスキーが上手になるものではないが、無ければ必ずや不利な条件で滑る事になるのは間違いない。やはり、技術修得には、最小限、正しい用具を揃えておく必要があると感じた。
 
さて、普通にスケーティング出来るようになった所で、まずは、アルペン用具と同等にアルペンターンが出来るか?を試してみた。
 
私のブーツは、スカルパT2であるが、普段愛用しているアルペンブーツ(Salomon・courseJP、GARMONT  ADRENALIN、Dynafit ZZero4 C)との大きな違いは、前傾角が浅いということだ。おまけに、つま先下がりの感覚もあった。(対応策としてブーツの先に3mm程度の中敷を追加した。つまり、前傾角が浅い上に“つま先下がり”、おまけにカカトが6cmも浮き上がっている用具で滑っていたことになる。)
 
そんなこともあって、なんとなく棒立ちで滑っているような感覚になり、なかなかアルペン用具のように滑ることができない。また、何かフワフワ感もある。
まぁ、テレマークターンの為に前傾角が浅く作られている可能性もあり、アルペンターンにこだわる必要はない。アルペンターンの練習は30分程度で切り上げる。
 
肝心のテレマークターンの方だが、バインディングウエッジを取り付けることによって、切替時の操作がスムーズに感じられるようになった・・・軽い!おまけに、テレマークポジションを取った際に、前足の挙動も安定しているようにも思えた。また、関連があるか?は不明だが、外くるぶしの痛みも少なくなった。
 
しかし、これでテレマークターンがビシビシ決まるようになる程、世の中、甘くはないのだ。相変わらず意味不明のスピンを繰り返す。こんな時はテレマークポジションで横滑りをしながらポジション確認を行うと良いのだが、生憎、本日のゲレンデは春先特有のザラメ雪で、横滑りが非常に難しい・・・。せっかく足元が落ち着いたというのに、なかなかイイ感覚で滑ることができない。
途中、滑るのがおっくうになったりもしたが、4時間券が終了する頃には、まぁまぁ形になったように思う。やはりシーズンに1日は、丸ままテレマークの日を1日を設けた方が良さそうである。
 
【今回確認できたのは以下の通り】
①とにかく胸を張る。空を見上げるぐらい・・・。前かがみになるとスピンを誘発する。(理由は不明)
②前足と後足の間に、重心を落とすイメージでテレマークポジションを取る。
③左右のアンギュレーションは強めに・・・。1960年代のデモンストレーターになった気分で。
④やばい時は、すかさずアルペンターンに戻す。アルペンターンとテレマークターンを交互に繰り返えすのも、効果的な練習ではないか?と思った。
⑤バランスを崩したら、一旦、アルペンターンに戻してバランス整え、シュテムターン風に切り替えるのも有り。
 
考えれば、スケーティングという基本的な操作もまともに出来ない用具で、テレマークを修得しようとしても、無理があるのではないか?よくまぁこんな状態でこれまで過ごして来たと思う。テレマークの常識をほとんど知らないから、仕方のない話だ・・・。バインディング・ウエッジ、これはやはり必需品である。
スノースポーツ全般に言えることだが、用具は“正しく”揃える必要がある。さもなければ、スタートライン手前からスタートせざろう得ない・・・そんな気もした。
 
 
 
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 白鳥附近のバイパスを行く。
昨シーズンに開通したお陰で、ずいぶん大屋への道程が短縮された。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 2日間の降雨と、雪解水で増水した一宮附近の揖保川
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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若杉峠の難所も、今日は路面は乾いていた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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一変して、春のゲレンデ。
薄曇だが、ゲレンデコンディションにとっては好都合だ。 
晴天だったら大変だっただろうなぁ・・・。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
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まだまだ積雪は多いとはいえ、周囲の風景は既に春山である。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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1号リフト終点までシール登高を行い、3回すべる。
ある程度汗をかくと、翌日の筋肉痛がずいぶん違う。
 当然、山スキーのトレーニングにも・・・(とは言っても装備が軽いので効果の程は?)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
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1号リフト終点への急斜面の登りで見つけた花粉症の元凶・・・。
というか、人間側の免疫システムの問題であって、ヒノキ花粉に悪気はないのである。
こうやって見るとなかなか愛らしい・・・。
中身は既に散っていた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
さて、昼にカップラーメンを作っていて、お湯を注いでから割り箸を忘れたことに気が付いた。食堂まで行って割り箸をもらえば済むのだが、ここはいっちょ手で食べてみようと思い立った。(お父さんなら、子供に向って「お行儀が悪いですね!食堂に行って割り箸をもらって来なさい!それぐらい機転を効かせないとダメですよ!」と怒る場面である。)
日本ではまず手で食物を口に運ぶ事はない。パンはともかく、せいぜいピザを食べる時ぐらいだろう。日本人がイスラム圏に行くと、カリーなどお米を手で食べる時に難しさを感じるようだ。
私は以前、手でお米を食べる時のコツとして、指先を窄めて口の脇から運ぶのだ・・・と聞いたことがあった。せっかくだからそれを試してみようではないか!生まれて初めての事である。少々踏ん切りも必要だったが、スープを飲み干してから麺に指を突っ込んでみた。麺はツルツルと指先を滑ったが、つまむことは可能だ。麺とお米では状況も異なるが、やはり口の脇から運ぶ方が食べやすい。なるほど納得である。
 
それともう1点、口の中と指先では温度の感じ方がまるで違う。指先が熱くて、つまむ事ができない食物でも、口の中では適温だった。普段、手で食事をする習慣がないから、余計にそう感じるのかもしれない。そんな面白い発見もあった1日であった。(つまらないネタですいません・・・)
  
 
Schi Heil !!