2012/04/15 鳥取県:大山エリア・振子沢(1636m)

前日は快晴。15時に自宅を出発する。23年ぶりに西条山手の親戚の家に寄った後、17時、HRS氏邸に到着。続いて竜野でTBC氏と合流する。揖保川の土手は、夜桜見物の人々で賑やかだった。
 
一路、山崎へ向う。いつも通りイーオンで買物。19時過ぎに中国道に乗る。晴天の為、日没後も西の空が明るい。日暮れが遅くなった事を実感する。22時を過ぎた頃、大山環状道路の駐車ポイントに到着。幕営後に酒宴・・・空気が澄んでおり、星空が素晴らしい。
 
翌朝は5時頃起床。今朝も快晴だ。朝一番は他の登山者も皆無だったが、朝食を終えた頃から車が現れ始め、一気に駐車スペースは満杯になる。
 
06:25、出発。起床時は快晴だったのに曇り空となっている。まぁ雪が緩まなくて良いか・・・。
08:00、キリン峠の1300m附近をトラバース気味に通過。米子工山岳部のザックが並べて置いてあった。雪上訓練の最中だろうか?滑走ポイントでは広島からのボーダーのカップルに声をかけられる。今回、振子は初めてだという。

08:20、駒鳥避難小屋下まで快走。シールを付け直し、振子沢へ。
10:00、振子沢もそろそろ最頂部の1600m附近は、夏道から降ってきた火山灰のような土砂が雪の上に堆積している。救助隊のヘリコプターがキリン沢方面を飛び回る。
10:17、土砂を避けるため、振子沢最頂部から北東側に20mほど下った所で登高を終了する。先行していた広島のボーダーカップルも休憩していた。

10:52、土砂を避け、山頂部からユートピア避難小屋方面の1580m附近に移動し、少し雪庇状となったポイントから滑走開始する。かなりの急斜面。下を見ると登山者が続々と上を目指して歩いている。高度感のある滑りに酔う。登山者の列を横切るように対面で滑走停止し、撮影に入る。
帰宅後、調べてみると滑走面のキズは皆無、エッジも大丈夫だった。
 
11:00、駒鳥避難小屋下まで、交代で撮影をしながら高度を下げる。広島のボーダーカップルも降りて来た。
11:40、昼食の後、キリン峠へ登り返す。ヘリコプターが再度飛来し、長時間のホバリングをしていた。
12:48、キリン峠、1405m到着。
13:28、槍ケ峰方面の1400m地点にトラバースの後、滑走開始。ブナの回廊コースと名付けた斜面を滑る。この斜面の滑走は斜度も適度で心地良い。そのまま木谷に入って引き続き滑走。雪が重くなり、ヨタヨタするので撮影終了。

13:48、駐車場帰着。駐車スペースは登山者の車で満杯になっていた。そんな中、通り道に自分達の荷を一面に広げ、くつろぐ集団がいる。「○○さんっていろんなコースを知ってるんですねェ~」「俺をな、誰やと思っとるんや!!」こんな会話が聞こえてくる・・・。四国の有名登山会の一団だった。大所帯での下山後の荷物整理は、場所を取るのは仕方が無い。しかし、人が通る場所を妨げるように大の字になって座り、大声で雑談するのは、会の一部の人間の行為とはいえ、傍迷惑極まりない話・・・。我々も気をつけなければと思う。
 
14時過ぎ、帰途に着く。15時過ぎ、湯原温泉に到着し、ダム下の無料温泉に入る。温目のお湯で疲れを癒す。山崎IC経由で竜野へ・・・桜は随分散っていた。HRS駐車場で荷物を載せ替え、20時半頃、帰宅。自宅周辺の夜桜を撮影する。
 

 
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早朝は快晴。前夜の星空は素晴らしかった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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6時半スタート。さっきまで快晴だと思っていたのに、天気予報に反して曇り空となる。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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キリン峠、1300m附近の鞍部。
幕営に最適な場所だ・・・。
米子工業高校の登山部?がトレーニングをしていた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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駒鳥避難小屋方面へと滑り降りる。この時点で天気は晴れ間となってきた。
ここのブナ林の滑走は、晴れていれば、朝日と相まって快適である。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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振子沢に入りしばらく行くと、槍の穂先の様な石峰が出迎えてくれる。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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烏ヶ山(1448m)に背中を押されながら、標高を重ねて行く。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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振子沢の全容。
沢の源頭部は夏道から飛んできた砂で真っ黒だ。情報で知っていたが、昨年よりもずいぶんひどいようだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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場所によっては火山灰の様な砂が、このように堆積している。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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晴れたり曇ったり、目まぐるしく変化する天気だが、視界は良く、丹後半島方面まで見渡すことができた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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米子市内も良く見えた。あれが境港の水木しげるの生家か・・・?!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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あまりにも砂がひどいので、場所を変えての滑走となる。
移動の際、砂の上を滑るようなヶ所もあったが、滑走面もエッジもほとんど傷んでいなかった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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このような急斜面滑走もありながら・・・。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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駒鳥避難小屋下まで滑走し、昼食を取る。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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救助隊のヘリが骨折者を搬送していたという。爆音を響かせてかなりの時間ホバリングしていた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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キリン峠への登り返しでは、いつものようにブナの木のアートが見られた。
こちらも晴れていれば、午後の太陽と相まって、毎度のこと、楽しめる部分である。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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キリン峠より烏ヶ山を望む。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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キリン峠から見た槍ヶ峰。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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駐車エリアに戻ると、警察の車も含め、早朝時には考えられない混雑となっていた。
そんな中、ど真ん中に自分達の装備を広げて大の字になり、大声で本日の山行をふりかえる某・有名登山会の集団・・・傍迷惑もいい所である。数名の行為が全体のイメージダウンに繋がる。自分達も気を付けねば・・・。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 帰りには湯原温泉の無料露天風呂に入って疲れた筋肉をほぐした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
Schi Heil !!