この2ヶ月を振り返って(2020/05/22)

2月から録画していたコロナウィルス関係の放送(主にNHKスペシャルクローズアップ現代+)を改めて視聴。2ヶ月前と比べ、ほとんど何も進歩してないことがよく分かった。

20日後に第二波の大きなピークが現れたとしても同じことが繰り返されるのだろう。

進歩で思い当たることと言えば・・・
①無症状肺炎の存在が確認された。
②病院以外の病床が相当数準備され、軽症者の扱いが変わった。
モンベルからウィックロン製のマスクが販売され、購入権当選した。

振り返ってみると、首都圏以外の地区の緊急事態宣言解除については、個人的に予想していたよりも2週間ほど早かったように思う。
第二波については、来週の感染者数変動を注意する必要はあるが、3月上旬の波ぐらいで収まるかもしれない(K値からの考察から得られた情報による)

日本の場合、欧米や中国のような感染爆発に至る直前でピークを押さえることができた。欧米で言うところのレベル2で終わった。
ただ、それが緊急事態宣言による行動自粛の結果だったのか?集団免疫によるものだったのか?諸説はあっても解明はまだまだ先だと思う。
ひとつ言えるのは、感染爆発も無かったが収束も早かった。それは早目の手当てが効いたからなのか?現状では断定が出来ない。

今回、K値に鑑みた日当り感染者数の日本とメキシコの比較をしてみた。日本とメキシコは非常によく似た感染者増加傾向にあったことがわかる(欧米諸国よりはやや緩い増加)
しかし、日本は4月中旬より感染者減少に転じ、メキシコは現在なお感染拡大中である。
僕はこれを緊急事態宣言の結果だと考える。
残念なのは、あと10日早く首都圏の緊急事態宣言の解除を行っても良かったのではないか?と言うこと。とすれば首都圏も今、緊急事態宣言解除しても良いはずだ。
ただし注意しなければならない点もある。冷静に考えれば、通年のインフルエンザで著名人が次々と亡くなるような事態があっただろうか?

緊急事態宣言の解除というのは、安心を得ることではなく、背中に刃物を突き付けられたまま、通常の生活に戻るということではないのか?

停滞して飢え死にするか、前進して雪崩に遭うか・・・
戦わずして死ぬか、前進して死ぬか・・・

「ウィルスとの共存」などと甘い言い方だが、戦前戦後の日本と何ら変わりなし。ただし、前に書いたように、抜本的変化が見当たらない以上、リスクの移譲しか方法が無いのは致し方無しではないか?


K値に鑑みた一日当たりの感染者数。日本とメキシコのカーブは非常によく似ている。


単純な人口当たり累計。メキシコは増加の一途である。また、K値を考慮しなければ、日本とメキシコはやや増加率が異なるように見える。


メキシコの感染者累計など


日本のピークは3月の連休の20日後に現れた。