コロナ騒動と各書籍

この度のコロナ騒動だが、他国と比較すると日本政府の対応は中途半端で遅く、歯切れが悪い。
(ただし、行く所まで行ってしまった国々の対応を、そのまま現状の日本に当てはめるの危険)

さて、75年前の昨日、沖縄の読谷、嘉手納の海岸から米軍が上陸を開始した。この後、起こった数々の不幸な出来事と、今の日本と重なる部分が多い。

日本の独特な国民性に付いては、戦後、既に研究がされており、名著が残されている。

書籍毎に、今回のコロナ騒動に関連したキーワードをまとめてみた。

【中根千枝「タテ社会日本」】
・決断できない政府
・具体性を欠いた対策・会見
・「〇〇は禁止」と言えない
・日本政府の対応だけが他国と別路線
・小説・映画「日本の一番長い日」

河合隼雄「母性社会日本(母性原理)」】
・民衆から政府への要望
・「三密」の具体例を求める民衆
・全てが政府主導でなければならない
・日本政府の対応だけが他国と別路線

山本七平「空気の研究」の解説本】
・決断できない政府
・自粛ムード
・飲み会などの具体的自粛を言えない
・具体性を欠いた対策・会見
・「三密」の具体例を求める民衆
・日本政府の対応だけが他国と別路線
・小説・映画「日本の一番長い日」

実はこれらの本を読むと、日本政府のやっていることは「やさしさや気遣い」が、裏目に出てしまった結果ということがわかる。だから、ある意味仕方が無く、政党が変わっても同じ結果となる。諸外国と対照的になってしまうのは仕方が無い。
(もちろん、声を挙げ続けることを忘れてはならない)