とある県で季節性インフルエンザ激減の報にある方が疑問を呈してたので返答を。
(2021/09/03夜)マスク手洗い外出抑止・・などの結果とみる専門家は多いです。昨年の2月、沖縄のインフルエンザが激減した時からの流れになります。(※例年、沖縄は本土から遅れて流行するとのこと)ある意味、インフルエンザによる死者は激減したということになりましょうか・・・
返答は実に簡単で、普通感冒、季節性インフルエンザ、新型インフルエンザ、SARS、MERS、COVID-19.....これら全て「風邪症候群」(ウイルスによる上気道感染症)に分類され、治療法は確立されていません。人類がどのようにパンデミックを収束させたか?は、「新型インフルエンザ・パンデミック」「SARS」「MERS」でいろいろ検索して下さい。国立感染症研究所、厚生労働省・・などの研究報告を読むことが出来ます。また、山中伸弥教授の「新型コロナウイルス情報発信」にも解説があるかと思います。
試しにネットで順に「風邪症候群」から始めて「普通感冒」「新型インフルエンザ・パンデミック」「SARS」「MERS」で順に検索してみて下さい。優しく解説してあるサイトも多数存在します。
スキーに例えるなら、何がバインシュピール系で、何が自然で楽な系か?おのずと見えてくると思います。
(2021/09/03)皆さんの周囲、職場などで、風邪(普通感冒)が激減したと思いませんか? 僕の職場では、設備、警備含めて約20名ほどのスタッフが交代勤務で勤めているわけだが、この1年半の間で、明らかに風邪をひいてると判断できた人は、3名ほどだった。
通年であれば、1人が風邪をひいてしまえば、ほぼ20名で一巡してしまうのが常だったが・・・(※うちはテレワーク不可な業種です)
(2021/09/04)この数日、先週のワクチン接種で感じたことの、まとめ記述に取り組んでいた。そんなおり、偶然にもSNS上で少しだけCOVID-19に関するやり取りがあった。
改めて感じたのは「風邪症候群」の難しさである。
「風邪症候群」には、季節性インフルエンザ、新型インフルエンザ、SARS、MERS、COVID-19も含まれている。
通常、我々が風邪と呼んでいるものは「風邪症候群」の中の「普通感冒」と呼ばれるものだ。
だから、COVID-19は「風邪症候群」には違いないが「普通感冒」ではない。ハッシュタグ「コロナはただの風邪」は完全な勘違いである。
現時点で、この「風邪症候群」の治療法(※)は見つかっていない。
何度か書いているが、2007年にマフェトン理論に基づいた登山トレーニングを実施するようになり、風邪をほとんどひかない体質になった。
それ以前は、閉鎖された事務所でのデスクワークや、1時間15~30分の電車通勤という環境もあり、頻繁に風邪をひいた。
その風邪の影響でスキーシーズンの1ヶ月を棒に振ることもしばしば発生していた。
何とかして風邪を防ぎたい、罹患後は直ぐに治したい・・・そう考えて藁をも掴む気持ちで風邪を調べた時期があった。
結果判明したのは、人類が完全に風邪に負けている(※)・・・ことだけだった。これには正直絶望した。
その後、体質改善に成功した結果、偶然にも風邪を克服できたわけだが、この現代において風邪の予防法・治療法が確立されてないのは大変な驚きだった。
僕らは、たまたま「普通感冒」の症状が軽い(※)ため、事無きを得ているに過ぎない。
この状況で2000年代に入ってから、サイトカインストームの発生頻度が高い、新型インフルエンザ、SARS、MERS、COVID-19が発生した。
風邪症候群なのだから、やることは限られている。
それでも人類は、新型インフルエンザ(2009年)SARS(2003年)MERS(2012年)は沈静化したのだ。
(※表現が微妙)
(2021/09/05)昨夜、「現時点で風邪症候群の治療法は見つかっていない」と書いた。