2016/02/02 若桜氷ノ山スキー場

今季は暖冬で全く滑れない状況が続いていたが、やっとシーズンインを果たした。ここまでの道のりは長かったように思う。
11月の冷凍機三種の試験終了後、昨年、一昨年の滑走中に発生したギックリ腰対策として、「秋の六甲登山トレーニング」を3年振りに再開した。しかし、シフトと天候が合わず4回しか行けなかった。

5回目ラストを予定していた年末の28日、突然、風邪を発症して中止、翌29日には38,7℃まで熱が上がりインフルエンザを疑うほどであった。熱は直ぐに治まったものの、次は咳が出て止まらない。一日に12時間以上、咳が止まらない日が3日続いた。丁度、年末年始で医者も休業状態。大晦日の夜勤明けの日に、消防に電話をして救急担当になっている病院を紹介してもらい、隣町の総合病院まで車を運転して行き、受診した。(インフルエンザでは無い事が判明)

そんな体調で年末年始はスキーどころでは無く、1月に入っても暖冬で積雪が無いという、スキーヤーとしては最悪の状況もむしろ好都合だった。この時間のある間に、長年の懸案事項であった愛車・アトレー号の足回りの強化(サスの入替)と、10年ぶりのスタッドレス購入を行い、慌ただしく時間が過ぎて行った。

1月17日頃から急激に寒くなり、瀬戸内側でも久々の氷点下。そのお蔭で県内のスキー場も1月20日に一斉にオープンとなった。比較的、激パウの好コンディションが続いたのだが、その頃、アトレー号のボディ下部に激しい腐食が見つかり、その対応に追われることとなる。暇な時に・・と始めた愛車の総点検だったが、結果として多忙となり、1月中の滑走日数はゼロとなった。

天候や諸事情もあったが2月のシーズンインという遅めのスタートとなったが、ちなみに2月2日の初滑りはスキー歴最遅のシーズンインではない。
最遅のシーズンインは、実は2012年の2月15日である。この時は職業訓練校の入試にあたり、高校数学の基礎を勉強し直すために全く時間が取れなかった。しかし、雪は豊富だったし、4月の八方尾根スキー場遠征や、薬師、黒部五郎単独遠征など、最終的にはシーズン滑走日数220日となる充実したシーズンだった。
逆に2009年のように、年末年始の信州遠征、1月の大屋4回・・・と順調にシーズンインしたものの、仕事が多忙となって2月の山スキー1回でシーズン終了した年もあった。

今季に限って言えば、積雪量の異常な少なさで、1月20日の大雪以降、寒い日は続いているが雪不足を回復するほどの降雪が無い状況。このまま暖かくなれば一気に雪が消失するのは目に見えており、今季はいったい何日滑走できるか?全く見通しが立たない状況である。

さて、昨年、職場を変わって、これまで無かった「遅番勤務」が発生した。これは13時から22時までの勤務で、帰宅はどんなに急いでも22時半頃になる。これをどうクリアするか?が、今季、最大の課題となった。

22時半に帰宅というのは、前の職場で残業が続いた頃に比較的似ており、夜間走行には大変厳しい状況。眠気で運転が出来ず、仮眠を繰り返して、結局、2~3時間で行けるスキーエリアに5時間・・・ひどい時には朝になってもスキーエリアに到着できない場合もあった。何より居眠り運転の危険が常に付きまとった。
※とはいっても、当時はスキーに出かける日以外は24時近くまで毎日のように残業しており、疲れは格段に違う。

また、3時起床の早朝出発についても、遅番勤務の翌日は秋の六甲登山トレーニングの際に一度も起きれず、全滅した経緯からも難しいことがわかっていた。
なお、設備員の仕事をするようになってから始まった「勤務→夜勤明け→休日」のサイクルで行くスキーは、夜勤明けの昼間に睡眠を取り、夕方に起きて準備。21時頃から運転・・・と、起床してからの経過時間が少なく、居眠りの危険は全く無く、快適そのものである。

今回、遅番勤務対策として考えた苦肉の策は、まず、朝のうちに準備を済ませ、玄関先に全ての道具を移動しておいて、帰宅後、直ぐに出発。遅くとも0時には出発して、1時頃まである程度の距離を走り、そこで早朝まで腰を据えて睡眠。起床後、準備を整えスキーエリアに入る・・・というものだった。
その腰を据える場所として候補に挙がったのが、別所P、広畑P、少し遠くなるが道の駅・一ノ宮であった。

さて、今回であるが、前日2月1日の午前中、スキーの準備を済ませて出勤した。
仕事が終わり、22時40分頃に帰宅。片づけを行って風呂に入り、0時10分に自宅を出発した。

希望としては、行ければ道の駅・一ノ宮で睡眠のつもりだったが、加古川バイパスの加古川高砂西間が2月16日まで夜間通行止めというハプニングもあり、下道を走ることになってしまう。結果、別所Pにて1時を迎え、そのまま翌朝5時まで睡眠を行った。やはり、仕事の後の夜間走行ということで、1時頃にはかなりの眠気が襲ってきた。
※1時就寝~5時起床は、おおよそ「泊り勤務」の時と同じであり、朝も比較的楽に起きることができた。

翌朝、別所Pを5時スタートで向かう先は、一番遠い若桜氷ノ山スキー場である。
雪不足とはいえ、兵坂トンネル付近から積雪が増え始め、冬の景色の中のドライブとなった。
7時に道の駅・若桜に到着。朝食、トイレを済ませる。ここは標高が低く雨・・・。
8時20、ゲレンデ駐車場到着。
8時40、滑走開始。主に上のゲレンデで基礎練習を行う。
11時頃、少し早いが、一旦、車に戻って昼食。そのまま仮眠を行う。12時頃に再度滑り始める。この頃、時々、日が射す様になる。15時半に終了。

終了後、若桜町のいつものスーパーで鳥取産の刺身と100円のバーガー2個、カステラを買って、道の駅で夕食。16時半、出発。17時~18時まで音水湖畔北側の駐車スペースにて仮眠。
19時15、カーピカランド林田にて洗車。本日は、初回という事でWAXもする。

21時、自宅近くのGSにて給油。ガソリンは割引を含めるとリッター99円だった。高値の時は150円ほどにもなるのに、信じられない。
21時半、帰宅。就寝は24時前に行うことができた。

なお、サス交換と50偏平のスタッドレスタイヤのお蔭で運転は格段に楽になった。同じ車とは思えないほどである。こんな事なら何年も我慢せずにもっと前にやっとけば良かったと後悔するが、今回購入した商品が当時、同じ価格で存在したか?というとそれは否であり、ある意味、時の運とも言えるものであった。

話は変わって・・・
2010シーズン以降、練習に欠かすことが出来なくなったセルフ撮影用のビデオカメラ、サンヨーXacti(2007年購入)に関してであるが、昨シーズンのラスト、振子沢エリアの滑走の直後、故障して動かなくなってしまった。
1年かけて代替え品を探し続けたが、後継機種は既に無く、またお目当ての商品は値段が下がらず、今季はセルフ撮影を諦めていた。ところが、2月に入ってからいろいろ調べているうちにアイデアが巡り、現在では撮影の第一線を退いて、夏のフリーダイビングの際に使用しているパナソニックFT-1を、撮影用カメラとして使用することを思い付いた。

パナソニックのFT-1防水、耐衝撃、耐低温仕様であるから、雪山でのセルフ撮影には最適である。Xactiはカメラ内の湿気が取れず、レンズが曇るという問題を抱えていたが、それも解消されるはずだ。

問題は、望遠機能が弱い点と、SDカードに映像が収まるのか?という2点であった。
その点、Xactiは撮影した映像をその場で編集して、滑走映像以外の不要な部分をカットできた。これによりSDカードの容量をずいぶん節約することが可能だった。FT-1の場合、リフトの長さにもよるが、全てを録画したまま残さねばならない。32GBのSDカードに映像が収まるのか?こればかりはやってみないとわからなかった。

実際、FT-1では、画像サイズを落とせば、リフト1本3~5分の撮影で、220MB程度になることがわかった。32GBは32000MBであるから、単純計算で140本ほど映像が録画できる計算になる。しかし、実際にゲレンデで使用してみると10本撮影でバッテリー切れになる可能性が浮上した。更に、映像の確認作業を頻繁に行うと撮影10本以下でバッテリー切れの可能性も出てきた。これは今後、予備のバッテリーを購入するなどして対応するしかないだろう。
※後日、ロワ・ジャパン製の安いバッテリーを2個購入。この問題は解消された。

 

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兵坂トンネル付近では軽い降雪が・・・
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戸倉付近は積雪は豊富。

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戸倉峠を越えて一つ目の落折集落・・
積雪は例年よりも少なめ。


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7時過ぎには道の駅・若桜に到着。
定時間内である。

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今季、もう一つの改造の目玉!
テーブルが水平になった。
これで調理や食事など、ずいぶん楽になった。

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麓の村に積雪はなし
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途中から積雪が増え始め・・・
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・・・やっぱ、少ないわ
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それでも今日は雪が降っている・・・
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運転は格段に楽になった。
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雪の若桜氷ノ山。
雪不足だったが、雪男の出現で降雪?

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本日はK2マックSで行く。
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本日は終日雪・・・

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一番上のゲレンデはパウダースノーだった。
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下もご覧の通り・・・
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いつもの若桜町のスーパーも、約1年振り。
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いつものカーピカランドにて・・・
本日はシーズン初回なのでWAX掛けを行う。

 
Schi Heil !!