プルークボーゲン

【プルーク暴言B】003号

【プルーク暴言B】003号 今や、カービングスキー以外のスキーは無く、空気と化した感のあるカービングスキーの性能だが、そんな状況だからこそ旧来のトラディッショナルスキーと比較することで、スキー技術の変遷が見えて来るように思う。今回は、改めてカー…

【プルーク暴言B】002号

【プルーク暴言B】002号 歴史的社会的変革があった場合、後にその功罪が問われることが良くある。カービングスキーには全く罪は無いのだが、暗黒の10年を語る上でカービングスキーの登場を外すことは出来ない。今回は、カービングスキー黎明期の話題を、思い…

【プルーク暴言B】001号

【プルーク暴言B】001号 <<暗黒の10年を考える>> 白馬村にあるペンション、アルピーヌのご主人、丸山貢一氏のサイト"斜滑考"、"直滑考"にあやかり、「プルーク暴言」というコーナーを立ち上げたのが、東日本大震災から約1年後の2012年3月24日だった。 もと…

プルーク暴言A・012号「二軸論の中の見えない1本の軸」

【プルーク暴言A】012号「二軸論の中の見えない1本の軸」 前回は、現代のナンバと呼ばれる走りや歩き方に関して考察を行った。その結果、現代のナンバは腕を振る代わりに、肩を振って従来の走り方・歩き方と同じことをしているということがわかった。また、…

プルーク暴言A・011号「隠れたバランサーによる交差」

【プルーク暴言A】011号「隠れたバランサーによる交差」 前回は、「現代のナンバ」といえる「ある種の走り方・歩き方」に見られる腕の使い方に関して分類を試みた。 すると、従来の歩き方・走り方に見られる腕の振りや蹴りの動作を、まさに肩がカウンタ―バラ…

プルーク暴言A・010号「ある種の歩き方・走り方の存在」

【プルーク暴言A】010号「ある種の歩き方・走り方の存在」 前回は「ナンバ」の語源から、本当の意味での「ナンバ」を調査し、「六方」という言葉があることがわかった。そして、人間の動作の局面を表現する言葉であった「六方・ナンバ」が、現在では一連の動…

プルーク暴言A・009号「ナンバは存在する」

【プルーク暴言A】009号「ナンバは存在する」 前号までは「ナンバ論」の矛盾点を書き連ねていった。それらの相関関係をまとめたものが右図になる。 図では信憑性の欠ける部分に???マークを付けてみた。 例えば、飛脚の写真や絵から推測して、飛脚が飛び六…

プルーク暴言A・008号「虚空!ナンバ走り・歩き」

【プルーク暴言A】008号「虚空!ナンバ走り・歩き」 さて、2004年の師走。年末の気忙しい時期・・・不本意ながら共同通信社の記者と直接やり取りをすることになってしまったのだが、先方も多忙な中、時間を割いてくれる訳だから、こうなったら行く所まで行く…

プルーク暴言A・007号「一軸走り・二軸走り?」

【プルーク暴言A】007号「一軸走り?二軸走り?」 プルークボーゲン006号で、自分のランニング歴に関して紙面を割いて書いたのには理由がある。それは、私がランニングに詳しい第三者の指導を受けて、自分の走りを確立したのではないからだ。「ペンタ」に書…

プルーク暴言A・006号「二軸論・ナンバとの遭遇」

【プルーク暴言A】006号「二軸論・ナンバとの遭遇」 そもそも、私が本格的に市野スキー理論をうさん臭いと強く思い始めたのは、2003年、日本スキー教程に「水平面理論」が採用された時点に遡る。 それまでは「水平面理論」など、どうせ売れ残った技術書に書…